そして、ジョブズは伝説になった：オルタナブログ通信（2/3 ページ）

[森川拓男，ITmedia]

スティーブ・ジョブズよ、永遠に……

　最後の命の炎が消えるまで、Mr.Appleとして仕事を全うしたジョブズ。最後の引き際まで、ドラマティック。おそらく、今後も伝説として、長く語り継がれることになるのではないでしょうか？

　そして、ジョブズは伝説になった：永井孝尚のMM21

　iPhone 4S発表直後の10月5日、Appleの共同創設者スティーブ・ジョブズ氏が56歳という若さで亡くなった。このたぐいまれなる人物に、オルタナブロガーたちも哀悼の意を表している。ここでは、本稿執筆時点で確認できたエントリーを紹介したい。

ブロガー	ブログ	スティーブ・ジョブズに捧ぐ
射場本健彦氏	「全球的な目線で」	追悼 Steve Jobs
大木豊成氏	「走れ！プロジェクトマネージャー！」	完璧すぎるスティーブ・ジョブズ氏逝去情報
大里真理子氏	「マリコ駆ける！」	ケーススタディ：アップルがスティーブジョブズを追い出しジョン・スカリーにまかせた判断
小沢仁氏	「夜な夜な海外ネット」	スティーブ・ジョブズ
片岡麻実氏	「片岡麻実の人生サバイバル」	私の人生を変えたスティーブ・ジョブズ氏「Think Different.」
金城辰一郎氏	「CONNECT&CHANGE」	I think death by Steve Jobs death..
小林啓倫氏	「シロクマ日報」	HERO
米野宏明氏	「Connecting business in new ways.」	かつて未来のワクワク感を与えてくれたデバイス
坂本史郎氏	「坂本史郎の【朝メール】より」	Jobsの遺作ともいえるiPhone 4Sを是非入手したいと思います
佐川明美氏	「佐川明美の「シアトルより愛を込めて」」	写真でスティーブ・ジョブズを偲ぶ
佐々木真氏	「GREAT GEEKS」	Remembering Steve Jobs〜スティーブ・ジョブズを忘れない〜
佐藤比呂志氏	「隠れた財産」	Steve Jobs
佐藤由紀子氏	「海外速報部ログ」	やっぱり感謝の気持ちだけ書いておこうっと
芝田忠始氏	「平成義塾大学」	スティーブ・ジョブズ　「人生で二度の夢を実現してくれた恩人」
白石久彦氏	「A Better Way to The Better Days」	teve Jobsさん逝去に寄せて
高木芳紀氏	「普通のおじさんとソーシャルメディア。」	最後にはアンタが入る。Think Different もうひとりのスティーブに興味が湧いてきました。 バトンタッチ
高橋誠氏	「点をつなぐ」	私の一番の心の栄養素 自分が世界を変えられると本気で信じ、本当に世界を変えたクレージーな人たち スティーブ・ジョブズ氏と自分史
玉木栄三郎氏	「ビジネスをデザインするブログ」	いろいろな人が亡くなった2週間でした
玉川岳郎氏	「ニュータイプになろう！」	スティーブジョブズ訃報 スティーブ・ジョブズ邸にて 子供たちに知ってほしいんだ。私は彼らのためにいつもそばにいてあげることができなかった。私がなぜ、何を成したのかを理解して欲しいんだ。
永井孝尚氏	「永井孝尚のMM21」	そして、ジョブスは伝説になった
中山陽平氏	「国内・海外情報から見える『企業のWEB活用法』」	【まとめ】スティーブ・ジョブズ氏に寄せられた著名人の言葉たち
成迫剛志氏	「成迫剛志の『ICT幸福論』」	ジョブスの交渉術と中国流交渉術
野水克也氏	「バブル世代もクラウドへGO!」	アマチュアは自分の工数の大きさで測り、プロは他人の感動で測る
林雅之氏	「『ビジネス2.0』の視点」	『スティーブ・ジョブズ 驚異のイノベーション―人生・仕事・世界を変える7つの法則』から
松井真吾氏	「IT向上化計画」	実の欠けた大きな林檎
松尾公也氏	「CloseBox and OpenPod」	スティーブ・ジョブズが好きだった曲〜ビートルズ、ボブ・ディラン スティーブ・ジョブズ追悼楽曲
村上福之氏	「村上福之の「ネットとケータイと俺様」」	Jobsがこの世から去って思うこと：
若杉尚氏	「路の上で」	R.I.P. Steve Jobs

　できれば、ここで紹介したすべてのエントリーを見てほしい。各ブロガーが、ジョブズ氏に対する想いを書き綴っている。言葉にならない人もいる。自身のこれまでと重ねてみる人もいる。それぞれの立場から、ジョブズ氏への想いを残している。

　射場本健彦氏が述べたように、ジョブズ氏の訃報は、「1つの時代が終わったこと、次の時代が始まったこと」を感じさせた。松井真吾氏も、「彼が種をまき大きく実った会社、アップルは大きな力を失った／しかし、悲観することは無い／実の欠けた林檎には、まだたくさんの実と種が残っている」と記し、Appleの未来に期待している。

　小林啓倫氏によると、「Apple.comのトップページ」は「スティーブ・ジョブズ氏の肖像写真に"Steve Jobs 1955-2011"という言葉が添えられたシンプルなものに変更」された。そして、「彼の肖像写真につけられたファイル名は"t_hero.png"」だった。「創業者とはいえ、なかなか『ヒーロー』という言葉で形容できる人物はいません。しかしこの言葉が過剰とは思えないほど、彼の残した業績は計りしれないと言える」。

　そして、iPhone 4Sの購入を迷っていた坂本氏は、「Jobsの遺作ともいえるiPhone 4Sを是非入手したいと思います」と決意した。iPhone 4S発売日に並んでいた人たちの中にも、同じようなことを話していた人がいたのを思い出した。

　ジョブズ氏、ありがとう。あなたがいなければ、現在のIT環境はなかったかもしれない。心から哀悼の意を捧げたい。

米Apple公式Webサイトに掲載された訃報