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» 2012年01月17日 18時00分 公開

「ビッグアジェンダ」を推進、日本IBMが戦略コンサルグループを組織改編

企業エグゼクティブの課題解決に注力すべく、日本IBMは戦略コンサルティンググループの組織体制をてこ入れした。

[伏見学,ITmedia]

 2012年、日本IBMが打ち出している新たなビジョンが、ビジネスコンサルティングとソフトウェアを核に顧客起点の価値を創造する「ビッグアジェンダ」だ。元旦にリリースされた年頭挨拶で、橋本孝之社長は「顧客や社会の抜本的な変革を提案、まい進していく」と強調した。

1月1日付で常務執行役員となった金巻龍一氏 1月1日付で常務執行役員となった金巻龍一氏

 ビッグアジェンダとはどういうものなのか。1月17日に記者およびアナリスト向けに開催された同社戦略コンサルティンググループの説明会で、常務執行役員 トランスフォーメーション・ストラテジー&ソリューション担当の金巻龍一氏は、「企業経営に長く居座り続けている課題に対するソリューションだ」と説明する。具体的には、「グローバライゼーション」「企業コストの最適化」「スマーターコマース」「ビッグデータ」「スマーターシティ」という5つの分野における課題を解決する。

 そのためのコンポーネントとして、IBMが培ってきたグローバルアセットやコンサルティングスキルに加えて、企業の各CxOにコンサルタントをつけて全体の最適化を図っていくマルチオーナーサポートなどをパッケージで用意する。特にマルチオーナーサポートに関して、「多くのグローバル企業ではCEO、CFO(最高財務責任者)、CIO(最高情報責任者)などが独立して経営を担っており、それぞれが異なるイシューを抱えている。トップアプローチというのはCEOだけではなく複数に分けるべきだ」と金巻氏は述べる。

ビッグアジェンダのコンポーネント ビッグアジェンダのコンポーネント

 日本IBMはビッグアジェンダの展開に併せて、戦略コンサルティンググループを組織改編した。昨年までは、グループ直下に事業戦略、オペレーション変革、人材変革というテーマ別組織を設けていたが、今年からは企業エグゼクティブをカウンターパートとして彼らの課題を解決するようなCxO別組織としている。

 具体的なコンサルティング内容について、CEOおよびCMO(最高マーケティング責任者)を顧客とする事業戦略チームでは、事業戦略、新事業・市場参入戦略、マーケティング戦略を支援する。COO(最高執行責任者)を対象とするオペレーション戦略チームは、サプライチェーン戦略、販売機能の変革、リーンシグマを、CFOを対象とする経理・財務変革チームは、財務機能や間接機能の変革を、CHRO(最高人事責任者)を対象とする組織・人事変革チームは、人事制度・機能改革、タレントマネジメント、変革プログラムマネジメントを、CIOを対象とする技術戦略チームでは、IT戦略とITガバナンスをそれぞれ支援する。

 ビッグアジェンダの企業提供について、現在8社を候補にテストを行っており、その後に32社でのテストを予定しているという。

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