Googleの最初の社員、クレイグ・シルバースタイン氏が退社

Googleが1998年に最初に採用した社員で、Googleの検索エンジン構築に貢献したクレイグ・シルバースタイン氏が同社を去り、教育サービスのKhan Academyに参加する。

» 2012年02月10日 07時02分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]
 craig クレイグ・シルバースタイン氏

 米Googleの最初の社員として知られるクレイグ・シルバースタイン氏が退社する。米AllThingsDが2月9日(現地時間)に報じ、Googleがこれを認めた。

 シルバースタイン氏は、オンライン教育サービスを手掛ける非営利組織、米Khan Academy入りする。2008年にMIT出身のサルマン・カーン氏が立ち上げたKhan Academyは、YouTubeの無料の教育ビデオを提供している。

 Googleの社史によると、シルバースタイン氏は1998年9月に同社の最初の社員として共同創業者のラリー・ペイジ、サーベイ・ブリンの両氏によって採用された。シルバースタイン氏も2人と同じ、スタンフォード大学の出身だ。同大学の博士課程で研究した「圧縮演算法」で、Googleエンジンの構築に貢献したという。

 2004年の株式公開の段階での肩書きは技術部門ディレクターで、近年はエンジニアの指導などに当たっていた。2004年の@ITによるインタビューでは、「私たちが始めたときからGoogleのカルチャーは変わっていないし、今後会社が大きくなっても変わらないと思う」と語っていた。

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