システム/ネットワーク管理ソフト市場、2016年には3155億円規模に――IDC予測

システム/ネットワーク管理ソフト市場は2011〜2016年に年率2.5%で成長し、2016年には3155億円規模になるとIDC Japanが予測。

» 2012年09月19日 20時24分 公開
[ITmedia]

 IT調査会社のIDC Japanは9月19日、「国内システム/ネットワーク管理ソフトウェア市場」の実績と予測を発表した。2011年の同市場は、前年比1.6%増の2789億8900万円規模だった。また2011〜2016年の同市場は年率2.5%で成長し、2016年には3155億円規模になると予測している。

photo 国内システム/ネットワーク管理ソフトウェア市場 売上額予測:2009年〜2016年(出典:IDC Japan)

 2011年の同市場は、東日本大震災による一時的な投資抑制があったものの、2010年に続いて2年連続のプラス成長となった。特に、同市場の構成比で4分の1以上を占める「ワークロードスケジューリング/オートメーションソフトウェア市場」が前年比3.4%増となり、市場全体のプラス成長を支えたという。

 また、通信事業者やデータセンター事業者が障害対応の強化を図ったことも、同市場の成長要因となった。ベンダー別のシェアでは、大規模データセンター向けの売り上げを伸ばした日立製作所が2010年に続いて首位になり、以下、富士通、NEC、IBMと続いた。

 2012年の同市場は前年比2.4%増の2857億1100万円規模になる見込みで、2013年以降も堅調な成長が続いていくとみる。特に高成長が見込まれる分野としては「変更/構成管理ソフトウェア市場」が年率3.8%、「ワークロードスケジューリング/オートメーションソフトウェア市場」が同3.2%で成長すると予測している。

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