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» 2012年11月07日 08時11分 UPDATE

「Google Chrome 23」の安定版リリース 「Do Not Track」をサポート

主要Webブラウザとしては最後になったが、Do Not Track機能をサポートした他、1クリックで閲覧中のWebサイトの権限を確認・変更できるようになった。

[鈴木聖子, 佐藤由紀子,ITmedia]

 米Googleは11月6日(現地時間)、Webブラウザ安定版の最新バージョンとなる「Chrome 23」(バージョン23.0.1271.64)をWindows、Mac、Linux向けに公開した。インストール後、再起動が必要だ。

 一般ユーザー向けの主な新機能を紹介する。開発者向けのアップデートについては、βリリース時の公式ブログおよびSVN revision logを参照されたい。

Do Not Trackのサポート

 Webサイトによる行動追跡拒否の意思を示す「Do Not Track」(DNT)機能が追加された。Googleは2011年1月からこの機能を拡張機能として提供してきたが、本体に組み込んだ。MozillaのFirefox、AppleのSafari、Opera、MicrosoftのInternet Explorerには既に組み込まれている。

 DNTは、ユーザーがWebサイトに対して自分のネット閲覧行動が追跡されることを望まないと通知する機能。DNTを通知されたWebサイト側がそれを尊重するかどうかはWebサイト側次第だが、GoogleはDNTへの対応方法を確立するため、Webサイト運営者らと協力しているという。

 DNTを有効にするには、[設定]のページで「詳細設定を表示...」をクリックし、「プライバシー」の「閲覧トラフィックと一緒に「トラッキング拒否」リクエストを送信」をチェックする。以下のような告知が表示されるので、[OK]をクリックすれば設定完了だ。

 chrome 1 非常に分かりにくいところにあるDNT機能

GPUの動画再生支援機能対応でバッテリー持続時間を改善(Windows版)

 GPUの動画再生支援機能に対応したことにより、動画再生時のバッテリー持続時間が長くなった。Googleのテストでは、25%長くなったという。

Webサイトの権限を手軽にチェック

 表示したWebサイトの権限(位置情報の取得、ポップアップウィンドウの表示、Cookieの状態など)を確認し、変更できる。オムニボックス(URLが表示される枠)の左端にあるアイコンをクリックすると、プルダウンメニューでそのWebサイトの権限が表示され、例えば現在地情報の提供をブロックするといったことができる。

 chrome 2

セキュリティ関連の修正

 セキュリティ関連ではChromeに存在していた13件の脆弱性に対処した。危険度でみた内訳は、サンドボックス内のコード実行などに利用される恐れのある「High」レベルが5件と、それより1段階低い「Medium」が7件、「Low」が1件となっている。

 このうちWebPの整数オーバーフローが原因で境界外からデータが読み取られる恐れのある問題については、中程度の危険度ながら、情報を寄せた研究者に3500ドルの高額賞金が進呈された。

 これとは別に、Chrome外に存在する問題として、Macのみに影響するグラフィックドライバ関連の脆弱性についても、情報提供者に1000ドルの賞金が授与された。GoogleではChrome外の問題についても、危険度が極めて高い場合や同社が部分的に問題を迂回できた場合には賞金を進呈している。

 さらに、JavaScriptエンジンV8の脆弱性をバージョン8-3.13.7.5で修正。ChromeにバンドルしているFlash Playerも、Adobe Systemsが同日セキュリティアップデートを公開したことに合わせて、脆弱性を修正したバージョンに更新した。

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