Adobe、リサイズ対応Webデザインツール「Edge Reflow」のプレビュー版をリリース

Adobeが、Creative Cloud向けWeb構築スイートとDreamweaverをアップデートし、新たなツール「Edge Reflow」のプレビュー版を追加した。

» 2013年02月15日 11時14分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 米Adobe Systemsは2月14日(現地時間)、HTML5に対応したWebサイト構築スイート「Edge Tools & Services」および「Adobe Dreamweaver」のアップデートと、新たなWebサイトデザインツール「Edge Reflow」のパブリックプレビュー版のリリースを発表した。

 Edge Tools & Servicesは、昨年5月にスタートしたAdobeのサブスクリプションベースのクラウドサービス「Creative Cloud」で利用できるWebサイト構築スイート。Webモーション/アニメーション制作ツールの「Edge Animate」、コーディングツールの「Edge Code」、Webページのプレビュー・検証ツールの「Edge Inspect」、無料で使えるWeb向けフォント集「Edge Web Fonts」、有料の商用フォント集「Typekit」、モバイルアプリパッケージングツール「PhoneGap Build」で構成されており、今回デザインツールの「Edge Reflow」が加わった。

 Edge Reflowは、Webサイトがスマートフォンやタブレット、PCなどさまざまなサイズの画面で適切に表示されるようにWebサイトを設計するためのデザインツール。コーディング不要のEdge ReflowでデザインしたページをEdge Inspectでプレビューし、Edge CodeやDreamweaverにCSSを吐き出すという使い方ができる。Edge Reflowのプレビュー版は、Creative Cloudの無償メンバーシップで試用できる。

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 アップデートされたEdgeのツールは、Edge AnimateとEdge Code(プレビュー版)。Edge AnimateにはPhotoshopで使えるような効果を施せるCSSフィルタなどの新機能が加わり、サポートフォントが増えた。Edge Codeには、コーディングしながらリアルタイムでその結果を確認できるツール「Live Development」や複数のファイルにまたがるコーディングをコンテキストベースでできる「Quick Edit」などが追加された。

 Dreamweaverのアップデートは、Creative Cloud版のみ。Edge Web Fontsが利用できるようになり、編集インタフェースにも変更が加えられた。

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