川口市、統合仮想基盤環境の構築にオラクルの仮想ネットワーク製品を採用導入事例

埼玉県川口市は、統合仮想基盤環境の構築にオラクルの仮想化コントローラを採用。接続構成の変更・増設が柔軟に行えるネットワーク仮想化環境を目指す。

» 2013年04月03日 17時39分 公開
[ITmedia]

 埼玉県川口市が、構築中の統合仮想基盤環境に日本オラクルの仮想ネットワーク製品群である「Oracle Virtual Networking」の仮想化コントローラ「Oracle Fabric Interconnect」を採用した。日本オラクルが4月3日、発表した。

 Oracle Virtual Networkingは、企業のデータセンターにおける複雑な物理ネットワーク接続と従来の構成設定をソフトウェアにより制御する仮想ネットワーク製品群。仮想化コントローラ「Oracle Fabric Interconnect」は、迅速に仮想ネットワーク環境を構築し、ファイバチャネル構成のストレージへの接続が可能になる。高速な機器間通信に対応した「InfiniBand」を採用し、合計で最大80Gbpsのネットワーク容量で、最大1万6000の仮想ネットワーク環境を構築できる。

 川口市は、Oracle Fabric Interconnectを導入することで、「Infiniband」により、各サーバ間やストレージ、ネットワークとの接続ケーブルを束ね、ソフトウェア制御によって論理的に分離し、接続構成の変更が可能なネットワーク仮想化環境を構築する。

 採用のポイントは、(1)サーバあたり80Gbpsの帯域で接続、(2)要件に合わせて柔軟にファイバチャネルやイーサネットによるストレージとの接続が可能、(3)ケーブルの配線数の大幅削減、(4)帯域調整やネットワークの構成を変更する際に機器を停止せずにGUI管理ソフトウェアによる作業が可能、(5)サーバやストレージ、OSとオープン環境で接続できるため将来のシステム拡張においても柔軟な機器選定が可能――の5つとしている。

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