学校のテスト結果を集計できる文教向けクラウドサービス、富士通が提供

「FUJITSU 文教ソリューション K-12 校務支援」では、テスト結果の入力や集計を行う機能を業界で初めて実現した。

» 2013年04月19日 16時12分 公開
[ITmedia]

 富士通は4月19日、クラウドサービスの「FUJITSU 文教ソリューション K-12 校務支援」を発売した。小中学校の教職員の校務作業の負荷の軽減と安全な環境での児童や生徒のデータ活用を支援するものという。

 FUJITSU 文教ソリューション K-12 校務支援は、出欠情報やテストの得点、生徒への気づきなど、日々発生する児童や生徒の情報をデータ化し、それらを通知表や指導要録の基礎データとして活用することができる。また、富士通研究所と中国の富士通研究開発中心有限公司の「手書き数字認識技術」を搭載する。採点したテスト用紙をスキャナや複合機で読み取ることで、得点欄の手書き数字を自動認識し、テスト結果の入力や集計を行う機能を業界で初めて実現した。

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 同サービスの主な特徴は、(1)手書きのテストの得点を自動で読み取る機能、(2)クラウドサービスによる管理負荷の軽減と災害対策、(3)快適な使い勝手の追求、(4)他社製パッケージと連携する標準仕様に準拠――の4点。これによって教職員の事務作業を軽減し、児童や生徒に向き合う本来の業務に専念できるよう支援する。情報の一元管理や可視化を通じて教職員間での指導連携や保護者への詳細なフィードバック、さらには、万一の災害発生時のデータ保全や早期業務復旧も実現できるという。

 販売価格は1校当たり月額1万5000円となっている。

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