Yahoo!のサーバに再び不正アクセス、ID流出の疑い

最大2200万のIDのみを抽出したファイルが作成され、「流出した可能性を否定できない」としている。

» 2013年05月17日 23時00分 公開
[ITmedia]

 ヤフーは5月17日、同社サーバに外部から不正アクセスが行われたと発表した。最大2200万件のIDのみを抽出したファイルが作成され、「そのファイルが外部に流出したかどうかは確認できていないが、サーバと外部との通信量から流出した可能性は否定できない」という。

 同社によると、16日午後9時ごろにYahoo! JAPAN IDを管理しているサーバへの不正アクセスが確認された。IDのみを抽出したファイルには、パスワードやパスワードを忘れたときに必要な「秘密の質問」といった、ID以外のデータは含まれていないという。IDはサービス上に表示されて誰でも見ることができる公開情報であり、IDだけでログインされることはないとしている。

 同社では4月にもサーバへの不正アクセスが発覚。今回の事件は、監視体制を強化している中で不審なログインを検知したことをきっかけに判明した。同社は、「前回の不正アクセス後に実施した対策の中で、関連するアカウントの認証の再設定を社内で徹底させることができていなかったことに起因しております。対策を徹底できずユーザーの皆様にご心配をおかけすることとなってしまったことを深くお詫び申し上げます」とコメントしている。

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