カスペルスキー、法人向けエンドポイントセキュリティ製品の最新版をリリース

「Open Space Security」を「Endpoint Security for Business」にリニューアルし、ユーザーが自社の環境に応じて機能を選択できる構成となった。併せて仮想化環境向け製品や管理ツールの最新版も発表している。

» 2013年06月06日 20時04分 公開
[ITmedia]

 カスペルスキーは6月6日、法人向けエンドポイントセキュリティ製品スイートの最新版となる「Kaspersky Endpoint Security for Business」、仮想化環境向けセキュリティソフト「Kaspersky Security for Virtualization 2.0」、管理ツールの「Kaspersky Security Center 10」を発表した。

 Kaspersky Endpoint Security for Businessは、これまで「Kaspersky Open Space Security」の名称で提供されてきたもの。WindowとMac、Linuxに対応し、ユーザーが自社の環境に応じて「Core」「Select」「Select Workstation」「Advanced」の4つのパッケージから必要な機能を選択できるモジュール型の構成となっている。

 CoreとSelect、Select Workstationは既存ユーザー向けに同日から、新規ユーザー向けには7月17日から提供する。AdvancedとSelectでのモバイルセキュリティ機能については、今秋から提供するとしている。

 Kaspersky Security for Virtualization 2.0は、VMware環境で構築された仮想マシンを保護するエージェントレス型のアンチウイルス製品。クラウドベースのウイルススキャン機能や仮想マシンに対するネットワーク経由の攻撃をブロックする機能などを搭載する。同製品は7月17日から提供を開始する。

 Kaspersky Security Center 10は、Kaspersky Endpoint Security for Businessに含まれるもので、最新版ではOSイメージのキャプチャとインストール、サードパーティアプリケーションの一元的なリモート削除、ライセンス制限管理、ハードウェアレジストリやネットワークアクセス制御で管理機能が新たに追加された。

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