閉鎖中のMEGAUPLOADの創業者が1月に始めた新クラウドストレージサービス「MEGA」の公式Androidアプリが公開された。iOSアプリも準備中という。
ニュージーランドのクラウドストレージサービスMEGAは7月4日(現地時間)、公式Androidアプリを公開したと発表した。米GoogleのアプリストアGoogle Playから無料で入手できる。
MEGAは、昨年1月に著作権侵害の疑いで閉鎖に追い込まれたオンラインストレージサービスMEGAUPLOADの創業者、キム・ドットコム(本名はキム・シュミット)氏が今年の1月に立ち上げた新生ストレージサービス。
50Gバイトまで無料で利用でき、データ転送と保存ファイルはすべて暗号化される。有償サービスは、月額9.99ユーロ(500Gバイトでバンド幅が1Tバイト)〜月額29.99ユーロ(4Tバイトでバンド幅8Tバイト)。有償サービスへのアップグレードは再販業者を通じて行う必要がある。
Androidアプリでは、ファイルのアップロード/ダウンロード、ストレージの検索、ファイルの削除、ファイル名の変更、フォルダ作成、端末で撮影した写真の自動アップロードなどが可能。
Google Playの更新情報によると、このアプリはサードパーティー製だったものをMEGAが買収し、アップデートしたもののようだ。iOSアプリとWindowsの同期クライアントも開発の最終段階にあるという。
MEGAUPLOADに関しては現在も係争中で、同サービスに保存されていたユーザーデータは、MEGAUPLOADがレンタルサーバの契約を更新しなかったため、2月にすべて削除された。
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