ソネットビジネスアソシエイツとウォッチガードが協業戦略を説明。ギガビット回線とUTMのフル機能を組み合わせた中小企業向けサービスを展開する。
ソネット子会社で法人向けサービスを展開するソネットビジネスアソシエイツ(ソネットBA)とウォッチガード・テクノロジー・ジャパンは7月22日、中小企業顧客を対象にしたICTサービスに関する協業戦略説明会を開催した。
2社は今年6月に、ソネットBAのICTソリューションサービス「NURO Biz」とウォッチガードのUTM(統合脅威管理)アプライアンスを組み合わせた中小企業向けサービス「NUROセキュリティ UTM」の提供で協業した。NURO Bizは下り2Gbps/上り1Gbpsの光ファイバによる通信回線サービスを、1カ月あたり99.9%の稼働率を保証したSLAによって提供している。
会見したソネットBAの清水雅章社長は、「中小企業のIT環境は兼任で1人が担当していることが多く、手一杯の中で高度化し続けるセキュリティの脅威に対応することが重荷になっている」と述べ、サービス提供にあたってセキュリティベンダーなどに(1)一般の担当者に負担の無い単一価格であること、(2)機材のレンタルとマネージドサービスを提供できること、(3)導入支援からサポートまでを提供できること――などの条件を提示してパートナーを募った。その条件に合致したのがウォッチガードだったという。
米WatchGuard Technologies アジア太平洋地区セールス担当バイスプレジデントのスコット・ロバートソン氏は、「当社は長年、UTMの性能向上とセキュリティ機能の強化に向けた開発に多大な投資を継続しており、その点を評価していただけた」とコメントした。
NUROセキュリティ UTMサービスでは月額1万3965円からウォッチガードのUTMのフル機能を利用できるようにしている。ウォッチガード・テクノロジー・ジャパンの根岸正人社長は、「ユーザー企業の担当者がセキュリティ対策で悩むことの無く、安心して利用できるシンプルなメニューの提供に努めた」と話している。
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