ソフトバンクテレコム、新クラウド基盤にクラウドサービスを発表

ソフトバンクテレコムは、新しいクラウド基盤を利用したサービス「ホワイトクラウド デスクトップサービス Viewタイプ」と「ホワイトクラウド VMware vCloud Datacenter Service」を開始した。

» 2013年07月23日 16時58分 公開
[ITmedia]

 ソフトバンクテレコムは7月23日、企業向けに新しいクラウドサービス基盤を構築し、この基盤から提供する2つの新サービス「ホワイトクラウド デスクトップサービス Viewタイプ」と「ホワイトクラウドVMware vCloud Datacenter Service」を発表した。新サービスの利用受付は同日から行っている。

 新たなクラウドサービス基盤は「グローバルクラウドファブリック」という名称。同社によると、世界で統一された基準のマネジメント機能を備え、サービス種別(IaaSやSaaS)やクラウド提供形態(プライベートやパブリック、ハイブリッド)、提供場所(国内外)を問わず、グローバルビジネスを展開する企業の全世界共通のITシステム基盤を支えるものになるという。その特徴は(1)仮想データセンターの実現、(2)仮想データセンターとキャリアバックボーンでディザスタリカバリを提供、(3)全世界のIT資産の一元管理を実現――の3点。

 新サービスとなる「ホワイトクラウド デスクトップサービス Viewタイプ」は、VMwareが提供する仮想デスクトップソリューション「VMware Horizon View」をベースとした仮想デスクトップサービスだ。デスクトップの仮想化における実験的な導入検証や、段階的な規模の拡張が容易に実現できるという。

 一方、IaaSの「ホワイトクラウドVMware vCloud Datacenter Service」は、従来のサービスを拡充し、リモートバックアップとディザスタリカバリの実現、仮想マシン稼働率99.99%を保証するSLA(品質保証制度)を適用するなど、ユーザー企業にさらなる付加価値を提供するとしている。

 ソフトバンクテレコムでは今後、グローバルクラウドファブリックをベースにしたクラウド基盤を欧米やアジアでも展開する計画。

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