Microsoft、バーコードツール「Tag」を2015年に終了へ

Microsoft Researchが開発した2次元コード「Microsoft Tag」のサポートをMicrosoftが2年後に終了する。サービスはライセンシーのScanbuyが引き継ぐ。

» 2013年08月20日 12時14分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 米Microsoftは8月19日(現地時間)、2010年から正式に提供している2次元バーコードツールサービス「Microsoft Tag」の提供を、2年後の2015年8月19日に終了すると発表した。

 Microsoftから同サービスのライセンスを受けた米Scanbuyが、ScanLifeプラットフォームでMicrosoft Tagのサポートを引き継ぐ。

 Microsoft Tagは終了まで通常に利用できるが、今年の9月18日からScanLifeに移行することも可能だ。

 Microsoft Tagは、Microsoft Researchが開発した読み取りコードで、QRコードなどと比べて面積当たりのデータ量が大きく、カメラの撮影時にフォーカスが合っていなくても認識しやすいのが特徴。2009年1月に読み取りアプリがまずiPhone向けに登場し、2010年3月にAndroid版がMicrosoft初のAndroidアプリとして公開された。

 キヤノンやNikeなどが製品パッケージで採用している他、雑誌のクーポンなどに活用されている。アプリはこれまでに数百万本ダウンロードされたという。現行のアプリユーザーにはScanbuy Tagアプリへの移行を促す通知が送られる見込みだ。

 tag タグをモバイルアプリでスキャンすると、情報が表示される

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