PCも安心して持ち歩けるソリューションを展開、ワンビがパートナー新制度

ワンビは9月から提供する遠隔データ消去ソリューション「TRUST DELETE Biz」の拡販に向けて、新パートナー制度を発足させた。

» 2013年09月10日 19時40分 公開
[國谷武史,ITmedia]
会見する加藤貴社長

 情報漏えい対策ベンダーのワンビは9月10日、遠隔データ消去ソリューション「TRUST DELETE Biz」の拡販に向けた新たなパートナープログラム「OneBe Partner Network Program」を設立した。PCやスマートデバイスの企業活用を支援する取り組みを推進する。

 パートナープログラムの中核となりTRUST DELETE Bizは、PCやスマートフォン、タブレット端末が紛失・盗難に遭った際の遠隔データ消去機能などを提供するクラウドサービス。9月17日から提供を開始する。

 同社は長らくPCなどの遠隔データ消去や操作ロックが可能な製品「TRUST DELETE」をオンプレミス型のシステム製品やクラウドサービスで展開し、PCメーカーにOEMでも提供している。企業のモバイル活用ではスマートフォンやタブレット端末が主役になっているものの、同社によれば、2012年以降にWindows 8によるタブレットPCがリリースされたことで、企業では既存のWindows資産を活用できるタブレットPCの導入を検討する動き拡大しているという。

持ち歩くPCやスマートデバイスにおける情報漏えい対策と新サービスの位置付け

 10日に開催したパートナープログラムの説明会で加藤貴社長は、「個人情報保護法が施行された翌年(2006年)から遠隔データ消去に特化して、PCを安全に持ち歩けるソリューションを提供してきた。TRUST DELETE Bizはその集大成であり、あらゆる企業が新たな時代のタブレットPCを活用できるように取り組みたい」と語った。

 OneBe Partner Network Programでは「Distribution Partner Program(リセラーへのライセンス販売)」「System Integration Partner Program(システム構築を含む販売)「Service Provider Partner Program(製品のサービス提供)」「OEM Partner Program(自社ブランドでの販売)」の4つのカテゴリーで構成される。設立時のパートナーは図研ネットウエイブ、ソフトバンクBB、パナソニック、丸紅情報システムズ、大塚商会、豊田通商、NECキャピタルソリューション、パナソニックシステムネットワークス、NECパーソナルコンピュータの9社となっている。

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