Webサイトの多言語コンテンツ管理を強化、作業コストを30%軽減 カシオ計算機

カシオ計算機は、オラクルの「Oracle WebCenter Sites」を導入し、グローバルWebサイトの多言語コンテンツ管理を強化した。

» 2013年09月18日 17時22分 公開
[ITmedia]

 カシオ計算機は、オラクルのWebエクスペリエンス管理製品「Oracle WebCenter Sites」を導入し、8種類の言語で展開するグローバルWebサイトのコンテンツ管理機能の強化と複数言語展開の迅速化を実現した。日本オラクルが9月18日に発表した。

 カシオ計算機は、時計や電卓をはじめ、電子辞書、電子楽器、デジタルカメラ、電子レジスター、プロジェクターなど多種多様な商品を取り扱い、140カ国に提供している。時計だけで1000モデル以上も存在し、Webサイトの総ページ数は約5000ページに達するという。さらに、グローバルの各拠点のマーケティング活動を最適化したいという要望に応えるため、Webサイトの現地語化を促進しており、それらを実現する機能を必要としていた。

 そうした中、カシオ計算機では、製品情報管理、多言語管理機能を持つCMS(コンテンツマネジメントシステム)を同一基盤上で実現でき、部品管理による効率的なWebページの更新ができる点を評価し、Oracle WebCenter Sitesを採用した。多言語化の対象となったのは、スペイン語版とポルトガル語版、韓国語版、タイ語版、ベトナム語版、トルコ語版のほか、中国語の繁体字版(デジタルカメラ専用)、英語によるインド向けの専用ページだ。現地語化とWebサイトの統合は本社が担当し、アジア・オセアニア地域に向けた英語サイトを基本に、各国に向けて多言語に展開している。

 Oracle WebCenter Sites導入の結果、ページ閲覧数はWebサイト全体で約2倍増加し、特に韓国語版では約10倍も増加している。また、スマートフォン対応サイトを含む複数言語サイトでの展開を同時に管理することが可能になり、翻訳や更新にかかる作業量が約30%軽減されたという。

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