Gmailの数時間にわたる遅延についてGoogleが謝罪 約3割のメールに影響

Gmailが太平洋時間の9月23日、数時間にわたって遅延した問題について、Googleが謝罪し、原因と対策について説明した。

» 2013年09月25日 09時27分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 米Googleは9月24日(現地時間)、23日の午前5時54分〜午後3時30分にGmailのメッセージ送信が遅延したことについて謝罪し、原因と対策について説明した。

 この遅延は、全メッセージの約29%に影響したという。これらの遅延は平均すれば2.6秒だったが、届くのに2時間以上かかったメッセージも1.5%あったとしている。また、サイズの大きなファイルをダウンロードしようとするとエラーが表示された。

 Googleによると、原因は2つの(無関係な)ネットワーク障害がほぼ同時に発生したことで、非常に珍しいことだという。問題発生から数分後にはGmailのエンジニアリングチームに自動アラートが届いたが、ネットワーク容量のリストアなどの作業に数時間かかってしまった。

 今後の対策として、2重のネットワーク障害が発生しても遅延しないだけの十分なネットワーク容量を確保し、今回のような事故があっても問題につながらないようにメッセージの送信方法を変更し、ネットワーク障害により迅速に対処できるよう社内プラクティスを改善するとしている。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ