Windows 8タブレットを活用したモバイルクレジット決済ソリューション、日本HPら3社が提供

日本HPとエスキュービズム、フライトシステムは、法人向けWindows 8タブレット「HP ElitePad 900」を活用したモバイルクレジット決済ソリューションを構築する。

» 2013年10月22日 17時06分 公開
[ITmedia]

 日本ヒューレット・パッカードとエスキュービズム、フライトシステムは10月22日、法人向けWindows 8タブレット「HP ElitePad 900」を活用したモバイルクレジット決済ソリューションを共同で構築することを発表した。サービスの提供開始は年内を予定している。

 同システムは、エスキュービズムが開発する売上管理、商品・多店舗在庫管理や顧客管理といったタブレット向けPOSシステム「EC-Orange POS」と、フライトシステムが開発するクレジット決済ソリューション「ペイメント・マイスター」を、日本HPの「HP ElitePad 900」と装着型の「HP ElitePad 900リテールジャケット」に連携したもの。これにより、店頭だけでなく外出先やイベント会場など場所を問わず、接客から精算、クレジットカード決済までの一貫したモバイル決済がリテールジャケットと一体化したHP ElitePad 900だけで可能になる。HP Elite Pad 900の端末内にはクレジットカード情報は一切残らず、高いセキュリティを担保する。

 また、Windows 8対応のEC-Orange POSとの連携で、商品登録から会計までのPOS機能だけでなく、多店舗在庫管理や顧客管理などの幅広い機能がリテールジャケットを装着したHP Elite Pad 900のみで活用できる。また、Windows上で構築している既存の基幹システムやアプリケーションと容易に連携し、導入コストを抑え業務の効率化を図ることができるとしている。

 クレジット決済センターは、三菱UFJニコスへの接続を予定しており、日本クレジットカード協会の「スマートフォン決済の安全基準に関する基本的な考え方」に準拠した高いセキュリティ環境を確保し、インターネット経由でクレジットカードの高速処理を実現するという。

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