Googleが11月1日に発売した「Nexus 5」をiFixitがさっそく解剖した。NFCチップが予想通りBroadcom製であることなどが確認できた。
モバイル製品の分解マニュアルを掲載しているWebサイトiFixitが11月5日(現地時間)、1日にGoogle Playで発売された米Googleのオリジナルスマートフォン「Nexus 5」の分解リポートを公開した。
ここのところiPad AirやMacBook Pro Retinaなどの解剖で、接着剤の多様による修理しにくさを嘆いているiFixitだが、Nexus 5はシンプルなモジュール構造で接着剤の使用も最小限であるとして修理しやすさを10点満点の8点とした。
Googleは「デザインはシンプルだが、Googleの知性が詰まって洗練されたスマートフォンだ」とNexus 5を紹介しているが、構造もシンプルだ。
解剖した個体で使われている部品のメーカーは、NFCコントローラーとWi-FiチップがBroadcom製、LTEチップ、オーディオコーデック、電源管理チップはQualcomm製、フラッシュメモリはサンディスク製、RAM(LPDDR)はSK Hynix製だった。LTEチップは、Nexus 4やiPhone 5s、iPhone 5cで採用されているものと同じだ。
修理しやすさで難を言えば、(多くのスマートフォンと同様に)ディスプレイのガラスと液晶がフレームに結合していることと、バックカバーがプラスティックのクリップでとめられているため、接着剤よりはましだが外しにくいことが減点要素になっているという。
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