米Appleは9月10日(現地時間)、iPhoneの新機種「iPhone 5c」を発表した。背面に金属ではなくカラフルなポリカーボネイトを採用した新モデル。廉価モデルとして主に新興国向けに販売する。発売は9月20日。
4インチ(1136×640ピクセル、326ppi)のRetinaディスプレイ、A6プロセッサ、800万画素カメラ(F2.4)など、スペックはiPhone 5とほぼ同じだが、背面カバーはポリカーボネイトとし、グリーン、ホワイト、ブルー、レッド、イエローの5色をラインアップしているのが特徴だ。
プラスチックながら「どこにでもあるような壊れやすいプラスチック製の携帯電話を真似することに、まったく興味はありませんでした」と、アンテナの役割も果たすスチールの強化フレームを中心に構築し、外側のシェルにそれぞれのフレームを取り付けた後でレーザーで溶接することで完全にカバーを本体にフィットさせているという。
OSはiOS 7。iPhone 5Sが採用した指紋センサー「Touch ID」は搭載していない。
サイズは124.4(高さ)×59.2(幅)×8.97(厚さ)ミリ、重さ132グラム。iPhone 5/5S(123.8×58.6×7.6ミリ、112グラム)と比べやや厚く重い。
ラインアップは16Gバイトモデルと32Gバイトモデル。米国価格(2年契約時)は16Gバイトモデルが99ドル、32Gバイトモデルが199ドル。iPhone 5S(2年契約時に16Gバイトモデルが199ドル)に比べ安価になっている。
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