米Appleは9月10日(現地時間)、次期モバイルOS「iOS 7」を18日にリリースすると発表した。同日にiPhone 4S、iPhone 5、iPad mini、第3世代以降のiPad、第5世代のiPod touchで無料でダウンロードできるようになり、遅れてiPhone 4とiPad 2もアップデート可能になる。なお、対応する機能は端末によって異なる(機種によって使えない機能については別記事にまとめた)。
ソフトウェアエンジニアリング担当副社長のクレイグ・フェデリギ氏は発表イベントで、「(iOS 7へのアップデートは)完全に新しい端末を手に入れるようなものだ」と語った。同社は6月のWWDCでiOS 7の主な新機能を発表している。
新たに発表されたのは、2013年9月1日以降にアクティベートされたiOS 7搭載端末では、これまで有料だったiOS版のiWork(Keynote、Pages、Numbersのスイートで各850円)、iMovie(450円)、iPhoto(450円)が無料になることだ。
条件を満たす端末をiOS 7にアップデートすると、これらのアプリのダウンロードを勧める画面が表示され、「Download All」をタップすることで入手できる。
また、同日発表された「iPhone 5s」のプロセッサ「A7」は64ビットで、iOS 7は64ビット互換だ。iOS 7の内蔵アプリはすべて64ビットのA7に最適化されている。なお、Appleによると、現行のサードパーティーアプリの64ビット版への移行は“シームレスに”行えるという。
なお、日本では新しいストリーミング音楽サービス「iTunes Radio」は提供されない。この他、Appleの「iOS 7で利用できる機能」ページによると、以下の機能は(少なくともリリース段階では)日本で利用できない。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR