Microsoft、「Windows Azure」を「Microsoft Azure」に改称

Microsoftが、Windows以外のOSや開発ツールもサポートするクラウドサービス「Windows Azure」の名称を4月3日から「Microsoft Azure」に変更する。

» 2014年03月26日 06時47分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 米Microsoftは3月25日(現地時間)、クラウド構築サービス「Windows Azure」の名称を「Microsoft Azure」に改称すると発表した。

 変更は4月3日に実施する。同社は4月2日〜4日の3日間、米カリフォルニア州サンフランシスコのモスコーニセンターで年次開発者会議「Build 2014」を開催する。

 Microsoftは公式ブログで、「この名称変更は、顧客のためのパブリッククラウドプラットフォームとしてのAzureについてのMicrosoftの戦略を反映する」としている。

 Windows Azureは、Microsoftが2009年11月にリリースし、2010年1月から商用サービスとして提供しているクラウドサービス。

 azure

 立ち上げ段階ではクラウドOSのWindows Azure上でアプリケーションをホスティングするサービスだったが、その後仮想マシン(VM)上でLinuxを稼働させることも可能になった。また、Oracleのデータベースや、Python、Ruby、Node.js、Java、Hadoopなどの開発ツールも使える。ブランドに「Windows」を冠することは、サービスのこうした柔軟性を体現できていないだけでなく、混乱を呼んでいた。

 「今日のモバイル重視、クラウド重視、データ駆動の世界において、顧客はあらゆるニーズに応えるパブリッククラウドプラットフォームを求めており、それがMicrosoft Azureだ」とMicrosoftは説明する。

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