米Microsoftは1月27日(現地時間)、クラウドストレージサービス「SkyDrive」の名称を「OneDrive」に改称すると発表した。具体的な日程はまだ不明だが、「すぐに」となっている。ユーザー側で必要な手続きはない。
これは、Microsoftが英衛星放送のBSkyBが2011年から争っていた「SkyDrive」の商標をめぐる裁判で2013年8月に成立した和解の条件によるものとみられる。この和解条件は、MicrosoftがBSkyBの商標「SKY」を侵害しているとする判決を受け入れて控訴しない代わりに、BSkyBはMicrosoftがサービス名を変更する準備が整うまでSkyDriveという名称の利用を認めるというものだった。
Microsoftは公式ブログで「SkyDriveのように愛されてきた製品名を変更するのは簡単なことではなかった」として「簡単」の部分に当時の訴訟に関するComputerWeekly.comの記事へのリンクを貼った。
新名称には、ユーザーは今やPC、スマートフォン、タブレットなど、複数の端末を使うようになり、それらで使うデータを1つにまとめておく場所が必要で、それがこのサービスだという意味が込められているという。
SkyDriveはOneDriveに、SkyDrive ProはOneDrive for Businessになる。名称変更に当たってサービスが中断することはない。
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