音声入力もできる発注バーコードスキャナー「Amazon Dash」登場

Amazonが「Fire TV」に続けて新たなガジェットを発表した。AmazonFresh会員は、このガジェットで商品のバーコードを読み取ったり音声で商品名を入力することで注文リストに商品を追加できる。

» 2014年04月05日 07時54分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 米Amazon.comは4月4日(現地時間)、音声入力あるいはバーコードの読み取りで商品を発注できるガジェット「Amazon Dash」をAmazonFresh会員向けに発表した。

 dash 1

 AmazonFreshは、2007年に米ワシントン州シアトル近郊でスタートした生鮮食料品や日用品のオンライン販売サービス。オンラインで発注すると翌朝配送される(時間指定も可能)。現在、シアトルの他、南カリフォルニア、サンフランシスコで提供している(招待制)。

 Amazon Dashは長さが約15センチのリモコンのような形のWi-Fiガジェットで、マイクボタンとスキャンボタンが付いている。マイクボタンを押しながら商品名を言うか、スキャンボタンを押して商品に付いているバーコードを読み取ることで、AmazonFreshアカウントのページに商品の候補が追加される。

 dash 2 バーコードスキャン
 dash 3 音声での入力
 dash 4

 ユーザーはPCのWebブラウザあるいはAmazonFresh専用モバイルアプリで商品を確認して発注する。紹介動画(記事末に追加)では、「りんご」「ギターの弦」「ストロベリーヨーグルト」などと音声入力しており、こうした入力では複数の候補が提示される。

 Amazonは「Dashはアイテムを記憶する」と説明している。例えばギターの弦を発注する際にブランドを指定すれば、次回からは「ギターの弦」と言うだけでそのブランドの弦が追加されるようだ。

 音声入力には、同社が前日発表した「Fire TV」の音声による番組検索機能と同じ技術が採用されているようだ。

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