米Amazon.comは4月2日(現地時間)、高精細テレビに接続してAmazonやHulu Plusなどの動画ストリーミングやゲームを楽しめるセットトップボックス(STB)、「Amazon Fire TV」を発表した。同日米国で99ドルで発売した。
同様のサービスには米Appleの「Apple TV」がある。こちらも価格は99ドルだ。
Apple TVにはない機能として、音声による検索機能が搭載される。リモコンのマイクボタンを押しながらコンテンツのタイトルや俳優や監督名、ジャンルを言うと、検索結果がテレビ画面に表示される。
また、Amazon Game Studiosのゲームをダウンロードして大画面でプレイできる。ゲームの多くは無料で、今後数千タイトルにまで拡大する計画という。39ドルで別売の「Amazon Fire Game Controller」を追加すれば、プレイできるゲームの種類はさらに増える。4月7日発売のこのコントローラーはBluetooth対応で、ゲームだけでなく、Fire TVでの音楽や動画の再生リモコンとしても利用できる。
Apple TVのAirPlayのように、タブレット上のコンテンツをミラーリングすることも可能だ(対応するタブレットは「Kindle Fire HDX」)。また、Mac、Windows、Android、Kindle Fire向けクラウドサービス「Amazon Cloud Drive」上の写真と動画をテレビ画面に表示することもできる。
Fire TV本体のプロセッサは米QualcommのKrait 300(1.7GHz 4コア)で、QualcommのGPU、Adreno 320を搭載。メモリは2Gバイト、ストレージは8Gバイトだ。Amazonは、Apple TV、米GoogleのChromecast、Roku 3よりプロセッシング性能が3倍高く、メモリサイズは4倍だと主張する。
サイズは115×115×17.5ミリで重さは281グラム。リモコンは電池を入れると68グラム。リモコンと本体はBluetoothで接続する。1080p、HDMI、7.1 Dolby Digital Plusをサポートする。
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