インテルとマカフィー、セキュリティの新ブランドを始動

2014年1月のCESで発表した「Intel Security」ブランドの展開を日本でも開始した。

» 2014年05月14日 14時35分 公開
[國谷武史,ITmedia]
新ブランドのロゴ

 インテルとマカフィーは5月14日、セキュリティ事業の新ブランド「Intel Security」の国内展開をスタートさせた。2社の協業による製品やサービス、ソリューションなどを中心に用いられる。

 新ブランドは1月の米家電見本市「CES 2014」で発表され、既に米国市場では展開を本格化させているという。ブランドロゴは、IntelとMcAfeeのコーポレートマークに「Security」の文字を組み合わせたデザインとなっている。

 同日会見したインテル ソフトウェア&サービス事業開発本部長の岡崎覚氏は、「新ブランドはIntelのセキュリティビジネスグループの活動において使用され、従来の単体製品からソリューションに軸足を置いた事業を展開していく」と述べた。

新ブランドについて説明するインテルの岡崎氏(左)とマカフィーの斎藤氏

 マカフィー マーケティング本部長 執行役員の斎藤治氏によれば、今後はIntel Securityをマスターブランドに掲げて活動する。なお、新ブランド発表直後に「法人組織や『McAfee』ブランドが廃止されるのか」といった問い合わせが寄せられたといい、同氏は「『マカフィー株式会社』としての体制、McAfeeの製品ブランドはこれまでと変わりなく活動していく」と現行体制が今後も継続されることを説明した。

 2社では「Intel Security」ブランドによる取り組みとして、「Internet of Things(モノのインターネット)」における組み込みシステム向けのセキュリティソリューションや、エンタープライズ向けシステムの次世代セキュリティソリューションの開発に注力していくという。

2社では新ブランド以前からさまざまな協業を行っている

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ