NFL、RFIDチップ内蔵ショルダーパッドで選手の動きをリアルタイム追跡

NFLは今シーズンからリーグの全32チームの選手のショルダーパッドにRFIDを内蔵させ、スタジアムに設置するレシーバー経由でリアルタイムデータを収集・分析・放映する計画だ。

» 2014年08月01日 12時13分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 米NFL(ナショナルフットボールリーグ)は7月31日(現地時間)、今シーズンからリーグの全32チームの選手のショルダーパッドにRFIDチップを内蔵し、リアルタイムの選手の動きをファンに提供すると発表した。

 nfl 1

 NFLが「Next Gen Stats」と名付けたこのシステムは、米Zebra Technologiesのリアルタイム位置情報管理システム(RTLS)を採用する。NFLの17のスタジアムにRFIDからの情報を受信するレシーバーと分析システムを設置し、リアルタイムで選手(だけでなくジャッジも)の動きを放映する計画だ。

 nfl 2 ショルダーパッドに装着するRFIDチップ

 このチップでは、各選手の位置や動くスピード、選手間の距離などをトラッキングでき、選手の総走行距離も記録できる。

 Zebraは医療や小売業向けRFIDチップを提供している他、「Zebca MotionWorks」というスポーツトラッキングシステムを手掛けている。

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