bashの脆弱性、国内メーカーの対応状況 10月2日夕方現在のまとめ

NECやトレンドマイクロ、ソリトンシステムなどの製品の脆弱性対応などについて追記した。

» 2014年10月02日 18時24分 公開
[ITmedia]

 LinuxなどUNIX系OSで使われているシェル「bash」にOSコマンドインジェクションの深刻な脆弱性が発覚した問題で、国内メーカーなどの対応状況を10月2日夕方現在で取りまとめた。なお、編集部で確認できた範囲のため、情報が網羅されているわけでないことをあらかじめお断りしておく。脆弱性の詳細などについて、JPCERT コーディネーションセンターが情報を公開している。

メーカー

10月2日更新

NEC

影響を受ける製品(開発元パッチあり)……Citrix

影響を受ける製品(限定的)……SECUREMASTER/AccessControlPluginおよびSECUREMASTER/AccessControlServer(回避策などの情報)、EnterpriseDirectoryServer Linux/HP-UX/HP-UX版の全バージョン(回避策などの情報)、WebOTX(回避策などの情報

日立製作所

影響を受ける製品(開発元パッチあり)……IBM AIX、Red Hat、Juniper

影響を受ける製品……Virtage(BladeSymphonyBS2000/ BS500/BS320/BS1000シリーズ)

ソリトンシステムズ

影響を受ける製品……NetAttest D3(対策バージョンあり)、NetAttest WAF(次バージョンで対策予定)

調査中の製品……InfoTrace-OnDemand、MDM-OnDemand

トレンドマイクロ

影響を受ける製品(対応済み)……Hosted Email Security、ウイルスバスター ビジネスセキュリティサービス、Remote Manager、License Management Platform、Customer Licensing Portal、Trend Micro SSL、Email Reputation Service、Threat Management Services Portal

影響を受ける製品(パッチあり)……InterScan Messaging Security Virtual Appliance 8.2および8.5、InterScan Web Security Virtual Appliance 5.6

影響を受ける製品(条件あり)……Trend Micro Deep Security

シー・エス・イー

SECUREMATRIXでは影響なし。ただし、脆弱性検査などで「該当する」と診断される可能性がある。

マクニカネットワークス

影響を受ける製品(条件あり)……Splunk Enterprise 6.1.x/6.0.x/5.0.x、Splunk Hunk 6.1.x/6.0.x

インフィニコ

影響を受ける製品あり。詳細はWebサイトを確認

デジタルアーツ

D-SPA、FinalCodeに差し迫ったリスクはなし。製品の構造上、継続利用に問題なし

インフォテリア

影響を受ける製品および修正対応などの情報あり。詳細は同社に確認を

富士通(内容更新)

影響を受ける製品(開発元パッチあり)……Oracle Solaris、Red Hat Enterprise Linux、VMware、Cisco Catalyst

影響を受ける製品(対応調整中)……ETERNUS NR1000F series、PRIMERGY FCスイッチブレードおよびPRIMERGY BX600 ファイバーチャネルスイッチブレード(次期ファームウェアで改修予定)

調査中の製品……IPCOM EX/VX/VA/L/Sシリーズ

※Interstage Application Serverは影響ないものの、アプリケーションの開発方法によってはOSの該当機能を利用するケースもあり、OSパッチの適用を推奨

ミラクルリナックス(内容更新)

影響を受ける製品(パッチあり)……Asianux Server 3 for x86(32bit)/for x86_64(64bit)、Asianux Server 4 for x86(32bit)/for x86_64(64bit)

影響を受ける製品(個別対応などが必要)……MIRACLE ZBX アプライアンス、MIRACLE LoadBalancer

JCCH・セキュリティ・ソリューション・システムズ

影響を受ける製品(限定的)……CA Gléas 1.11.94までの全バージョン(パッチ適用はバージョンごとに要確認)

ネットスプリング

影響を受ける製品(対応予定あり)……AXIOLEシリーズ、SSOcubeシリーズ

アルプスシステムインテグレーション

影響を受ける製品は無し

セイコーソリューションズ

影響を受ける製品は無し

10月1日記載

ヤマハ

調査中の製品……WLX302

※WLX302以外の製品には影響なし

バッファロー

影響を受ける製品があり、調査中

アイ・オー・データ機器

影響を受ける製品があり、調査中

センチュリー・システムズ

影響を受ける製品(詳細調査中)……FutureNet RA-1200、RA-730、RA-1100、RA-630、XR-1200、1100シリーズ、XR-730/C、XR-540/C、XR-510/C、XR-430、XR-410シリーズ、XR-410/TX2-L2、

影響を受ける製品(条件あり)……FutureNet NXR-1200、NXR-350/C、NXR-230/C、NXR-155/Cシリーズ、NXR-130/C、NXR-125/CX、NXR-120/C、WXR-250、NXR-G100シリーズ

調査中の製品……CMS-1200

テックウインド

取り扱うQNAP Systems製品のファームウェア(4.1.1 Build0927)情報を提供

古河電気工業

影響を受ける製品は無し

サービス事業者など

KDDIウェブコミュニケーションズ

対策済みのサービス……Twilio

対策準備中のサービス……レンタルサーバー CPI、Jimdo、corabbit、OneMe

※ユーザー自身での対応が必要なサービスあり

アラタナ

対策済みのサービス……カゴラボ

MySubversion

CVE-2014-6271およびCVE-2014-7169の2件について修正対応が完了

関連キーワード

脆弱性 | OS | Linux | JPCERT/CC


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ