NEC、SDN対応仮想化&クラウドサービス基盤の新製品

NECが、SDNに対応した仮想化・クラウドサービス基盤の新製品「Cloud Platform Suite R4.1」を発売する。

» 2014年10月28日 18時52分 公開
[ITmedia]

 NECは10月28日、増設と拡張が容易な仮想化基盤構築のセット製品「Cloud Platform Suite(以下、CPS) R4.1」を発表。2014年10月28日に販売をはじめる。新製品は、市場や用途に合わせて最適に組み合わせた統合型システム「NEC Solution Platforms」のラインアップの1つとして展開する。

photo Cloud Platform Suite R4.1

 CPSは、NECが事前に設計・構築・検証済みのサーバ、ストレージ、OS、仮想化ソフト製品および説明書や運用ガイドラインなどのドキュメントをセットにした製品で、仮想化基盤構築を短期間で手軽に実施できる特長と持つ。

 新バージョンのR4.1では、サーバやストレージのITリソースの仮想化に加え、スイッチなどのネットワークリソースについても仮想的に構築、設定できる「SDNセット」を提供する。ネットワークをソフトウェアで制御するSDNコントローラを搭載することで、従来のITリソースの管理に加え、ネットワークリソースも統合的に管理することが可能になる。

 CPSは、サーバに同社Express5800シリーズを、ストレージにiStorage M310シリーズを、ソフトウェアはVMware vSphere 5.5やNetBackup 7.6など、最新の製品とともにシステムを構築可能。仮想化ソフトウェアは、従来のVMwareに加え、Windows Server 2012 R2 Hyper-Vにも対応(ベーシックパッケージのみ)し、仮想環境Hyper-Vに対応した中堅企業向けの追加構築セットの提供も行う。

 この追加構築セットは、初期構築内容に加え、ユーザーへのヒアリング内容とNECが基盤構築で蓄積したノウハウに基づき、ネットワーク、ストレージ領域、仮想サーババックアップシナリオなどの設定を追加で行う構築サービスと、仮想化基盤の日常監視手順、仮想サーバ運用操作手順、バックアップ・リストア手順等を記述した運用手順マニュアルをセット化した。

 価格と出荷時期は以下の通り。

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