Internet Explorer、Windows 10でも利用可能に(Spartanと併存)

Microsoftは、年内にリリースする「Windows 10」のメインブラウザは新しいレンダリングエンジンを搭載する「Project Spartan」(コードネーム)になるが、企業のレガシーなイントラネットサービスなどをサポートするために、Internet Explorer(IE)もWindows 10で使えるようにすると発表した。

» 2015年01月23日 08時19分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 米Microsoftは1月22日(現地時間)、レガシーなWebアプリを使っている企業ユーザーのために、Windows 10でも現行のWebブラウザ「Internet Explorer(IE)」を利用できるようにすると発表した。

 同社は前日、「Project Spartan」(コードネーム)を、次期OS「Windows 10」の新ブラウザとして発表した。

 公式ブログの表現からは、IEとProject Spartanの両方がWindows 10のすべてのエディションにプリインストールされるのかどうかは不明だが、少なくとも企業向けでは併存する。

 Project Spartanは、モダンWebを表示するための新しいレンダリングエンジン「Edge」と、レガシーなWebをサポートするためのIEと同じレンダリングエンジンを持ち、必要に応じて使い分けるという。

 spartan

 それでもサポートしきれない、例えばカスタマイズしたActiveXコントロールや「Browser Helper Objects」を使っている企業のために、これらをサポートするIEをWindows 10で使えるようにするという。このIEもデュアルエンジンになる。

 同社が来週中にリリースするWindows Insider Program向けのWindows 10の次のテクニカルプレビューにはまだProject Spartanは含まれないが、IEで新しいレンダリングエンジンを体験できるという。

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