Flash Playerの臨時パッチがリリース、攻撃発生の脆弱性に対処

脆弱性を修正した最新版のFlash Player 16.0.0.296は、自動更新を有効にしているデスクトップ版のユーザー向けに米国時間の1月24日から提供を開始した。

» 2015年01月27日 06時55分 公開
[鈴木聖子,ITmedia]

 Flash Playerの未解決の脆弱性を突く攻撃が発生していた問題で、米Adobe Systemsがこの脆弱性を修正するセキュリティアップデートの提供を開始した。

 同社のセキュリティ情報によると、Windows版とMac版のFlash Player 16.0.0.287までのバージョンに深刻な脆弱性が存在する。悪用された場合、攻撃者にシステムを制御される恐れがある。

 現時点でInternet Explorer(IE)またはFirefoxを搭載したWindows 8.1までのバージョンを標的として、Webページを表示しただけでマルウェアに感染させるドライブバイ攻撃の発生が確認されているという。

 この脆弱性を修正した最新版のFlash Player 16.0.0.296は、自動更新を有効にしているデスクトップ版のユーザー向けに米国時間の1月24日から提供を開始した。手作業でのダウンロード用には1月26日の週内に提供を開始する予定だとしている。

Flash Playerのセキュリティ情報

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