Apple、iOSでもパブリックβプログラムを開始 「iOS 8.3 β」リリース

Appleが、昨年7月に開始したOS Xの一般向けβプログラムに続けe、iOSでも一部のユーザー向けにβ版の提供を開始した。「Apple Beta Software Program」へのサインインで参加を申し込める。

» 2015年03月13日 07時11分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 米Appleが、昨年7月にOS X(Mac版OS)向けに開始した一般向けβプログラムのWebサイトで、iOS(iPhoneおよびiPad向けOS)のβ版も招待制で提供し始めた。

 βプログラムの名称も、従来の「OS X Beta Program」から「Apple Beta Software Program」に変わっている。

 beta

 米9TO5Macによると、このプログラムは“ローリングアウト中”という。本稿執筆現在、筆者はiOS端末でサインインしてもiOS Betaのプログラムは表示されない。なお、Yosemiteのβプログラムは先着100万人限定だったので、こちらもサインインした全ユーザーがプログラムに参加できるわけではないようだ。

 iOSのβプログラムに参加するには、iOS端末でプログラムページにApple IDでサインインする。参加可能であれば証明書のダウンロードを促されるので、これをダウンロードすると「ソフトウェア・アップデート」でβ版のiOS 8.3をダウンロード・アップデートできる。

 βプログラムのよくある質問のページによると、β版をインストールしてもハードウェア保証が無効になることはない。OSを正式版に戻すには、まずβ版を消去してから最新の正式版iOSを再インストールし、バックアップから復元する。

 パブリックβで試せるiOS 8.3の主な新機能は、新しいEmojiキーボード、CarPlay、Googleアカウントのログイン簡易化など。同日リリースの開発者向けの「iOS 8.3 beta 3」(デベロッパープログラムは年額99ドル)には、これら以外の機能も含まれている。

変更履歴:当初、β版のインストールについての説明に誤りがありました。お詫びして訂正いたします。[2015/3/13 13:20]



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