名刺やホワイトボードを撮影し、OCRで文書として保存できるMicrosoftの「Office Lens」のiPhone版と、Android版プレビューが公開された。取り込んだコンテンツはOneNoteやWord、PDFとしてOneDrive上に保存したりメールに添付したりできる。
米Microsoftは4月2日(現地時間)、スキャンアプリ「Office Lens」のiPhone版をリリースしたと発表した。Android版もプレビュー版としてリリースした。日本語化されている。
Office Lensは、Microsoftが昨年3月にWindows Phoneアプリとしてリリースし、人気の高いアプリ。既にiOS/Android/Mac版が出ている同社のメモアプリ「OneNote」と連係し、端末のカメラで撮影したレシートや名刺、ホワイトボードなどの写真をクラウド上に保存できる。下図のように、斜めだったりパースがついた状態で撮影した文書でも、四隅を認識することで自動的に整形してくれる。
ドキュメントとして保存した場合は、OCRでテキスト化するので、後からキーワードで検索できる。筆者が試してみたところ、日本語も部分的にうまくテキストとして認識された。
撮影した画像は、OneNoteだけでなく、Microsoft WordやPowerPoint、PDFなどとしても保存できる。例えば会議で使ったホワイトボードを撮影し、Word文書として保存すれば議事録になる。保存したドキュメントはもちろん後から編集できる。
Android版プレビューをインストールするためには、まずこちらからプレビューコミュニティーに参加する必要がある。コミュニティーに参加してから10分〜2時間で特設リンクから飛ぶGoogle Playのページからプレビュー版をダウンロードできる。
Microsoftはアプリのマルチプラットフォーム化を進めており、既にOffice、Outlook、OneDriveなどのiOS/Android版を無料で提供している。Windows 10で使えるようになるパーソナルアシスタント機能「Cortana」のiOS/Android版も準備中とうわさされている。
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