Microsoftが、次期Windows Serverの新機能として、Dockerエンジンで管理できる新しいコンテナ「Hyper-V Container」と、フットプリントが小さい最小限のインストールオプション「Nano Server」を発表した。
米Microsoftは4月8日(現地時間)、サーバOS「Windows Server」の次期版に搭載するコンテナ技術「Hyper-V Container」とコンパクトなサーバ「Nano Server」を発表した。
Hyper-V Containerは、Hyper-V仮想化技術に基づく新しいコンテナオプション。Microsoftは昨年10月、米DockerのDockerエンジンで管理できるWindowsとLinuxのコンテナを発表している。Hyper-V ContainerもDockerで管理できるコンテナ。Windows Server Containerと同じ管理ツールで展開でき、Windows Server Container向けに開発したアプリをそのまま展開できる。
Nano Serverは、コンテナを含むクラウドに最適化されたWindows Serverの最小限のインストールオプション。Hyper-V、クラスタリング、ネットワークなどの最小限の機能を持ち、リモートで管理する。VHDサイズはWindows Serverより93%小さく、リブートは80%少ないという。
次期Windows Serverは2016年中にリリースされる見込みだ。次期Windows Serverについては今月末に開催の「Build 2015」でさらに詳しい説明があるだろう。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.