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» 2016年01月14日 08時00分 UPDATE

プロマネ1年生の教科書:タイプ別、プロジェクトメンバーの効率的な育て方 (1/2)

プロジェクトメンバー全員の面倒が見れて、育てられればベストだけどそんな時間も余裕もない――。そんな迷えるプロマネのアナタに、4タイプに分けた部下の育て方を伝授します。

[岩淺こまき,ITmedia]

連載:プロマネ1年生の教科書

 現代のプロジェクトマネジャーは、昔よりも難しいといわれています。多様な人材や混沌とした状況に苦しみ、「自分は向かない」と自信を失うこともあるでしょう。この連載は、プロマネになりたての人や、役職に就いたが“やることが山積みで、関係者の間で日々翻弄されている”人が、限られた権限やリソースの中で「ヒューマン/ビジネススキル」を使ってチームをよい状態へ導くことをテーマに、さまざまなスキルや活用法をご紹介します。

 前回は4つ目の道具「仕事や関わり方を調整するスキル」のうち、メンバーに積極的にタスクに取り組むために知っておくとよい“公式”をご紹介しました(参照記事)。タスク自体にやる気が出なくなる要件が存在すること、それでもプロマネの働きかけによって、取り組みの姿勢が変わる可能性があることをお伝えしました。

 さて、メンバーへの働きかけは大切ですが、「誰に」「どう」働きかけるか、言いかえれば誰にどれだけ手をかけるかを調整するのもプロマネの大切な仕事です。今回は、“必要な”メンバーにどう手をかけて導くのか、ということについて考えていきましょう。

 このように書くと“仕事ができないメンバーは見切るのはひどい”と思う方もいるかもしれません。もちろん、全員の面倒を見て育てられるのが最も良いことは明白です。自分のチームメンバーという“情”の部分を考える人もいるでしょうが、仕事面でもチーム全体の底上げができて、生産性が高まるでしょう。

 しかし、日々の仕事は忙しく、育成には膨大な時間がかかるのが現実です。そして手がかかるのは、仕事ができるメンバーより仕事が苦手なメンバー。肝心の育てたい人にかける時間がない……と悪循環に入っているチームは少なくありません。

 そういうチームは概して目の前の仕事に追われ、毎日があっという間に過ぎていく日々を過ごしているでしょう。この状態が続くと、プロマネ自身は自分にしかできない抱え込み仕事が増え、メンバーは自分の振られたタスクはこなせるようになるけれど、他の成長があまり見られないという未来が見えます。

 そのため、超短期間のプロジェクトや“炎上”を止める火消しプロジェクトではない、中長期的なプロジェクトを運営していく際には、「後々に必要なメンバーを選び、育てる」視点を持つとよいでしょう。自分自身やプロジェクト全体によい効果が期待できます。

 さて、それでは誰を育てればよいのでしょうか。今回も縦横2軸のマトリクスで説明します。縦軸を「マネジャーからみた伸びしろ(期待)」、横軸を「本人の成長意欲」とし、メンバーをカテゴライズすると、以下の図のようになります。次のページでタイプ別に詳しく育て方を説明していきます。

photo 『駆け出しマネジャーの成長論』(中原淳著)より引用
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