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» 2016年03月04日 13時00分 UPDATE

「Office 365」を激変させる3つのポイント(前編) (1/2)

クラウド化したOfficeが今、大きく変わろうとしている。WordやExcel、PowerPointといったおなじみのツールが、他のツールと連携することで、これまでとは異なる価値を生むものになっているのだ。新たな機能は業務現場とIT部門の運用管理にどんな変化をもたらすのか。

[高橋美津,ITmedia]
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 私たちが普段、なにげなく使っているマイクロソフトのWordやExcel、PowerPointといったおなじみのツール。これらのアプリがクラウド化し、ほかの機能と連携することで、もっと便利に使えるようになることをご存じだろうか。

 ビッグデータ、人工知能、BI(Business Intelligence)など、さまざまなトレンドを飲み込んで、クラウド版Officeの「Office 365」はどんな進化を遂げ、人の働き方はどう変わるのか――。日本マイクロソフトの業務執行役員で、アプリケーション&サービス マーケティング本部本部長を務める越川慎司氏に聞いた。

モダンワークスタイルを実現する3つのポイント

 登場から約4年半が経過した今、企業顧客の約半分(社数ベース)が、従来型のボリュームライセンスから移行するなど、「順調にマイグレーションが進んでいる」(越川氏)というOffice 365。Word、Excel、PowerPointといったおなじみのソフトから、チームの共同作業に役立つクラウドストレージ、コミュニケーションツール、サーバ環境まで、Officeシステムのあらゆる構成要素をSaaSで提供しており、それぞれの機能を組み合わせて使うことで、より効率のよい働き方ができるようになるという。

 そんなOffice 365のエンタープライズ向け新プランとして登場したのが「E5」。最も多くの機能を標準で利用でき、最新機能も搭載されたいわば“Office 365の全部入り”だ。越川氏は、このE5の特長を見ることで、「マイクロソフトが目指す、ビジネスツールの未来が分かる」と話す。

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 最新のOffice 365を特徴付ける機能強化ポイントは、「コラボレーション」「セキュリティ」「インテリジェンス」の3つだ。

 コラボレーション機能は、仕事に関わる人と人とのコミュニケーションや共同作業を支援するもので、これまでのパッケージ版Officeでも継続的に強化されてきた。Office 365でも、ワークスタイル改革の中核を担うものとして、さらに改善が図られているという。

 「“高い成果を生むプロジェクト”の特長について、日本マイクロソフトの社内で立ち上がった多数のプロジェクトを元に分析を行ったところ、高く評価されたプロジェクトには、“より多くの部門の人が、よりスピーディに関わっている”傾向が見られました。メンバーがスムーズにコラボレーションできる環境が、ビジネスの成功につながると考えられます」(越川氏)

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 Office 365にはドキュメントポータルの「SharePoint Online」、クラウドストレージの「OneDrive for Business」、社内ソーシャルツールの「Yammer」といったコラボレーションツールが含まれており、最新版には「Planner」と呼ばれるグループ内でのタスク管理ツールも新たに追加している。

 また、従来「Lync」として提供されていたユニバーサルコミュニケーション機能については、最新版で「Skype for Business」と名を変え、機能を強化。ほかにもビッグデータを分析して可視化し、共有する「Power BI Pro」、Office 365のツール上で行われたコミュニケーションや作業状況を分析し、役立ちそうなコンテンツをレコメンド表示する「Delve」といった、分析ツールも用意している。

 越川氏が便利なコラボレーション機能として挙げるのが、Word、Excel、PowerPointとSkype for Businessとのより緊密な連携だ。

 例えばOffice 365のWord、Excel、PowerPointの各アプリは、「相手がファイルを閉じるまで待つ」といったムダがないのはもちろん、同じファイルを複数のスタッフが同時に編集できるのがポイントだ。互いに編集履歴を見ながら作業できるので、変更点も確認可能。離れた場所にいながら、まるでチームのメンバーとブレストしながらファイルを作っていくような感覚で作業できるというわけだ。

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