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» 2017年01月07日 10時00分 UPDATE

ビジネスギア探訪:ちょっと前に流行ったスティックPCはビジネスに使えるか? (1/4)

2014年頃に「スティックPC」が登場しました。今では家庭のテレビなどにつなげて動画サービスを楽しむといった用途が中心です。これを仕事の場合なら、どう活用できるのかを検証してみます。

[羽鳥正明,ITmedia]

この記事は?

企業ITのコンシューマー化が進む今、身近なデジタルギアやサービスがどれだけ仕事に、日常生活に役立つのものかを検証します。もちろん、IT管理者の視点もズパリ斬ってみます!(斬れる場合なら……)


 読者の皆さんの中にもご存じの方がいると思いますが、2014年頃に新ジャンルのPCとして、Windowsを搭載したスティック型PCが登場しました。既に使っているという方の多くは、家庭のテレビのHDMI端子に接続して動画などを視聴しているのではないでしょうか。

 筆者もインターネット動画をテレビで見るためのデバイスを探しており、ChromecastやAmazonのFire TV Stickなどを含めて検討していました。スティックPCはこれらのデバイスより価格が多少高く、あまり注目していなかったのですが、2016年9月にマウスコンピューターのオンラインショップで「MS-NH1-W10」がアウトレット価格の6800円で販売されていたのを発見し、ためらうことなく購入してしまいました。

スティックPC マウスコンピューターのスティック型PC m-Stickシリーズ MS-NH1

 この価格なら前述のデバイスとあまり差がなく、しかもWindows 10が動作するPCを1万円未満で入手できるのは、何と言っても魅力的です。購入後、早速自宅の42インチの液晶テレビに接続してYouTubeやAmazon Prime Videoなどを再生してみたところ、映画を1本見る程度であれば、コマ落ちや遅延もなく快適に視聴できました。

 快適な環境に満足すると、今度は「せっかく小さいから、会社でも使えないものか?」と欲が出てきました。そこで、スティックPCをビジネスユースでも使えないか、検証してみることにしました。

 最初にMS-NH1のスペックを見てみましょう。PCをDOS/Vの時代から使っていた筆者には、6800円で44グラムのチョコバー程度の大きさに、PCのフル機能が凝縮されていることが、とても感慨深いものでした。

メーカー マウスコンピューター
品番 MS-NH1-W10
OS Windows 10 Home 32ビット
プロセッサ インテル Atom Z3735F 1.33GHz
メモリ 2GB
ストレージ 32GB eMMC
解像度 フルHD
インタフェース HDMI、USB 2.0 x1
ネットワーク Bluetooth、Wi-Fi
外部ストレージ microSDカードスロット
重量 44グラム

 MS-NH1はアウトレット商品だけあってかなり古い機種で、スペックが低いのは仕方ありません。とはいえ、スティックPCはそもそもビジネスで使えるのか、また、この形状だからできる新しい使い方はないのか、といったことを検証してみたいと思いました。筆者は、オフィスのPCは、主にグラフィックデザインやビデオ編集などに使っているため、これらの作業中は別のPCでOffice系の業務やメールを処理したいと思うことがしばしばありました。まずはこうした機能がこのスティックPCでどこまで使えるかを確認します。

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