「Firefox 53」公開、40件以上の脆弱性を修正

「Firefox 53」では40件以上の脆弱(ぜいじゃく)性を修正。Windows XPとVista、および32ビットのMac OS Xに対するサポートは打ち切られた。

» 2017年04月20日 20時00分 公開
[鈴木聖子ITmedia]

 米Mozilla Foundationは4月19日、Webブラウザ安定版のアップデートとなる「Firefox 53」をWindows、Mac、LinuxおよびAndroid向けに公開した。

 Mozillaによると、Firefox 53のWindows版では次世代ブラウザエンジン「Quantum Compositor」を採用して処理の高速化を図っている。これまでのテストでは、クラッシュが約10%減少したという。

Firefox 53 The Mozila BlogはProject Quantumに関する記述が中心。高速化の成果などを報告している

 セキュリティ関連では40件以上の脆弱(ぜいじゃく)性を修正した。このうち8件は危険度が4段階評価で最も高い「最高」に区分けされている。同じ脆弱性を修正した延長サポート版の「Firefox ESR 52.1」と「Firefox ESR 45.9」も公開された。

 Windows XPとVista、および32ビットのMac OS Xに対するサポートは打ち切られた。延長サポート版の「Firefox ESR 52」に切り替えれば、引き続きセキュリティアップデードが提供される。

Mozilla Foundation セキュリティアドバイザリ 脆弱性は40件以上が修正されている

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ