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» 2017年05月14日 10時00分 UPDATE

柴崎辰彦の「モノづくりコトづくりを考える」:SXSW 2017観戦記 音楽を着る!? 猫背に猫耳が反応!?――日本の挑戦者たち (1/2)

“IT界のパリコレ”ともいわれるイベント「SXSW 2017」で見聞きし、体験した刺激的なあれこれをレポート。今回は、大企業やスタートアップが所狭しとブースを並べるTrade Showの会場から、日本の挑戦者たちのアイデアグッズを紹介します。

[柴崎辰彦,ITmedia]

この記事は柴崎辰彦氏のブログ「柴崎辰彦の「モノづくりコトづくりを考える」」より転載、編集しています。


 世界80カ国以上からの参加者たちが、ネットワーキングを目的に“参戦”する「SXSW 2017」。日本からもさまざまな分野の企業が参戦していました。SONYPanasonicは市街地の一角にある建物を借り切って展示していましたが、本来の会場ともいえるオースティンコンベンションセンターで開催されたTrade Showには、わが日本の仲間たちが集結していました。

Photo Trade Showの会場となったオースティンコンベンションセンター

1. 世界初「8K:VR Ride featuring “Tokyo Victory”」 NHKエンタープライズほか

 サザンオールスターズの『東京VICTORY』の軽快なサウンドが流れる中、長蛇の列ができていたのが、「8K:VR Ride featuring “Tokyo Victory”」のデモ。

 「SXSW 2016」では「8K:VRシアター」というコンセプトで出展し、“ヘッドマウントディスプレイを使わないVR体験”として注目を集めたデモは、「2016年度グッドデザイン賞」「Innovative Technologies 2016選考委員特別賞」「ルミエール・ジャパン・アワード2016 3D部門グランプリ」を受賞。今回の展示は、そのコンセプトの進化版です。

 ヘッドマウントディスプレイを使わないVRという仕組みは、SONYの「The WOW Factory」でも紹介していました。

Photo 「8K:VR Ride featuring “Tokyo Victory”」はヘッドマウントディスプレイを使わずにVR体験を実現。今後、さまざまなアトラクションで、このようなスタイルのVRシアターが提供されるかもしれない

2. 博報堂ブースのテーマは「ブレークスルー」

 SXSW常連企業の1つである博報堂は、グループ企業を含めて多彩な展示。最初に紹介したいのは、「LIVE JACKET」。これは、音楽を全身で体験できるというものです。

 LIVE JACKETのタイトルは「WEARABLE ONE OK ROCK」となっており、最近ブレークした日本を代表するロックバンド「ONE OK ROCK」の新アルバム『Ambitions』の発売を記念して開発したものだそうだ。

 余談だが、ONE OK ROCKのボーカルのTakaさんは、離婚した森進一さん、森昌子さんの長男であることは有名な話。

Photo 「LIVE JACKET」。実際に試着をしたところ、重厚なサウンドとともに新曲を“体感”できた

 「ELI(エリ)」は、洋服の襟に付ける小型マイクデバイス。専用アプリと連動してユーザーが話す日本語を記録し、解析することで、ユーザーに最適な英会話レッスンを提供します。

Photo ネクタイピンのような小型マイクデバイスの「ELI」は、英会話のトレーナーになる

 また、博報堂アイ・スタジオのデジタルクリエイティブラボ「HACKist」が提案する複合現実(MR)体験「INVISIVLE FORCE」は、あのMicrosoftの「HoloLens」と、筋電センサー付きのアームバンド「MYO」を組み合わせた超能力(!?)体験ができます。なんと、手で気をためて解き放つと、数メートル先にあるウレタンのジェンガを吹き飛ばすというもの。

Photo 「INVISIVLE FORCE」は、「HoloLens」と「MYO」を装着し、HoloLensと連動した爆破機能でジェンガを吹き飛ばす(写真右上)
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