今回のリグレッション問題では、グローバル設定プリファレンスファイルが意図せずリセットされる可能性がある。
米Adobe Systemsは12月12日、Flash PlayerのセキュリティアップデートをWindows、Mac、Linux、Chrome OS向けに公開した。プログラムに手を加えたことで機能が退行するリグレッションの脆弱性が修正されている。
Adobeによると、今回のリグレッション問題では、グローバル設定プリファレンスファイルが意図せずリセットされる可能性がある。緊急度は同社の3段階評価で上から2番目の「重要」に分類。悪用されればデータの機密性が脅かされたり、ユーザーコンピュータの処理リソースが悪用されたりする恐れがある。
脆弱性が存在するのはFlash Playerの27.0.0.187までのバージョン。最新版のバージョン28.0.0.126で問題が修正された。優先度は、WindowsやMacでは上から2番目の「2」に指定されており、30日以内をメドにアップデートの適用を推奨している。
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