CAPTCHAは手軽で効果的なため、いろいろなサイトで使われていますが、これが破られたとなると、影響は大きいだろう……と思ってさらに調べてみると、驚きの事実を発見しました。
さすがAIの雄、Googleです。もうCAPTCHAなんか使っていないんですね。2014年には早くも「No CAPTCHA reCAPTCHA」という技術を発表し、画像認識ではない方法で人間かbotかを判断できるようになったそうです。No CAPTCHA reCAPTCHAは、画面にグニャグニャ文字を表示するのではなく、「I'm not a robot(私はロボットではありません)」と書かれた文字の隣のチェックボックスにチェックを入れるといったものです。
こんなので本当に見分けられるのか? と思いますが、AIでクリック前後の挙動を解析することで人間かロボットかを見分けられるのだそうです。
この話にはさらに続きがあり、2017年にはチェックボックスへのクリックすら不要になったということです。これはつまり、サイトアクセス中の挙動を解析することで人間かロボットかを見分けているということです。技術の進歩ってすごいですね。
しかし反面、こちらの行動が全て向こう側に筒抜けであることも再確認できたわけです。Googleさん、くれぐれも「Don't be evil(邪悪になるな)」でお願いします。
と思ったら、Googleのスローガンが変わっていましたね。
京都大学と富士通、AIを活用した高度医療化を目指す共同研究講座を開設
2018年はデジタルネイティブ企業(DNE)への変革の年――IDC、2018年の国内IT市場の主要10項目を予測
富士通、ロボットによる自然な対人コミュニケーション実現へ「ロボットAIプラットフォーム」を発表
2020年には大ヒット? IoTビジネスの種6選
弁護士や高級官僚も? クリエイティブな仕事だってAIに奪われる
何がどうなればAIが人間を超えたことになるのかCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.