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» 2018年04月18日 11時30分 公開

富士通のメインフレーム「GS21」に新モデル CPU性能が約20%向上、設置面積縮小で拡張性もアップ

富士通は、メインフレーム「GS21」シリーズの新製品として、超大型機「FUJITSU Server GS21 3600モデル」と中・大型機「FUJITSU Server GS21 3400モデル」の販売を開始。従来モデルよりCPU性能が約20%向上し、設置面積は約40%縮小。デジタル化の進展に伴うデータ量の増大にも対応する。

[金澤雅子,ITmedia]

 富士通は2018年4月17日、メインフレーム製品の「GS21」シリーズを刷新し、超大型機「FUJITSU Server GS21 3600モデルグループ(以下、GS21 3600)」と、中・大型機「FUJITSU Server GS21 3400モデルグループ(以下、GS21 3400)」の販売を開始した。併せて、新モデルに対応したソフトウェア「FUJITSU Software GSS21sx V20(以下、GSS21sx)」の販売も開始し、オープンシステムとの連携を強化する。

Photo 「GS21」シリーズの製品イメージ

 新モデルは、従来モデルに比べてCPU性能が最大約20%向上。マルチクラスタシステムでは、システム記憶装置(SSU)へのアクセス回数を削減することで、トランザクション処理性能を高めた。これにより、デジタル化の進展に伴うデータ量の増大にも対応できるという。

 また、オープン連携やシステムの集約性・拡張性、セキュリティ面も強化した。

 オープンシステムからメインフレームデータベースへのリモートアクセス機能を基本ソフトウェアとして標準搭載するとともに、ファイル転送機能を強化。これにより、メインフレーム中・大型機用OS「OSIV/XSP」上でも最大280GBのデータを一括転送できる。

 マルチクラスタシステムの操作、構成制御、監視を行うコンソールサブシステム「SVPMコンソール」では、ユーザー権限と証跡ログの管理によって、不正操作の抑止や検出を可能にした。

 さらにGS21 3400では、マルチクラスタシステムによって1筐体に2クラスタが搭載可能になり、設置面積が最大約40%縮小。シングルクラスタ限定モデルのオールインワンモデル(2018年度下期提供予定)では、周辺装置(ディスクストレージ装置、テープ装置、コンソール装置)も筐体内に搭載可能とすることで、省スペースを実現する。

 また、基幹業務システム管理における不正操作を防止するなど、セキュリティを強化したことで、データセンターなどにおける次世代の基幹業務システムへの活用も期待できるとしている。

 販売価格は、GS21 3600モデルグループ(全35モデル)が月額1138万2000円(税別、以下同)から、GS21 3400モデルグループ(全29モデル)が月額101万5000円から、FUJITSU Software GSS21sx V20(基本ソフトウェアパック)が月額83万7000円から。出荷は、2018年9月末より順次行う予定。

 なお同社は、ミッションクリティカルな環境としてメインフレームの継続利用を希望する顧客企業のニーズに対応するため、メインフレーム製品の長期ロードマップを刷新。2030年以降もメインフレームの継続提供と強化を保証するとしている。

Photo 富士通メインフレーム 中長期ロードマップ

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