NetWorld+Interop 2001 Atlanta レポート
今年のN+I Atlantaの会場では,802.11bによるワイヤレスアクセスポイントが複数提供されている。ワイヤレスLANカードを持っていれば,ここからインターネットに接続できる仕組みだ。もちろん展示会場でも,ワイヤレスLANに関する新製品が幾つか紹介された。
ワイヤレスLANのセキュリティ強化に向けて各社に広まる802.1xのサポート
今年のN+I Atlantaの会場では,802.11bによるワイヤレスアクセスポイントが複数提供されている。ワイヤレスLANカードを持っていれば,ここからインターネットに接続できる仕組みだ。もちろん展示会場でも,ワイヤレスLANに関する新製品が幾つか紹介された
ギガビットならばIP over Storageも楽々実現? 各社が相互互換性をデモ
ギガビットから10GbE,あるいは光ファイバネットワークの登場によって,ネットワークの帯域はますます広くなっている。メールやWebといった既存のアプリケーションならば十分過ぎるインフラだ。では,この「太い土管」をどう使えばいいだろうか。
帯域を有効に使い切る:ルートサイエンスやファットパイプが製品を紹介
通信のアベイラビリティを確保し,帯域を有効に活用することは常に重要なテーマである。N+I Atlantaの会場では,マルチレイヤスイッチや負荷分散装置,帯域制御装置を数多く見掛けるが,米ルートサイエンスは,ちょっと違ったアプローチを試みる製品を出展する。
ルータでもなければスイッチでもない「パケットプロセッサ」
米クラウドシールドはN+I Atlantaの会場で,非常にユニークな製品を紹介している。ルータでもなければスイッチでもない「パケットプロセッサ」。ネットワークアプリの速度を,OC-48以上にまで引き上げるパケット処理のアクセラレータだ。
iLABSの互換性テスト,MPLSはマルチベンダー間で無事稼働
N+I展示会の名称の一部であるInteropは,元々「Interoperability」,つまり相互互換性から取られたものだ。各社が最新の製品を持ちより,互換性テストをそのまま展示デモにして見せてしまうという特徴を示している。
10GbEの相互接続性デモを実施,普及は2003年前後
NetWorld+Interop 2001 Atlantaでは,幾つかのネットワーク機器ベンダーが10GbE対応製品を正式に発表したほか,業界団体の10ギガビットイーサネットアライアンスによって,複数のベンダーによる相互接続性デモンストレーションが行われた。
ファイアウォールやVPNの負荷分散に目を向けるベンダー
N+I Atlantaの展示会では,単なるスイッチングにとどまらず,セキュリティやコンテンツ配信,負荷分散といった機能を提供するマルチレイヤスイッチ(レイヤ4-7スイッチ)の存在が特に目に付いた。
ノベル,WebAccess機能を搭載した「NetWare6」を発表
ノベルはかねてより,ネットワークを通じたシームレスなアクセス環境を提供する「OneNet」ビジョンを掲げてきた。同社が9月11日にリリースした「NetWare6」は,そのOneNetを現実のものにするためにも重要な意味を持っている。
テロニモ負ケズ……,デモを行うF5ネットワークスの目玉は「BIG-IP 5000」
11日に米国で発生した連続テロ事件の余波を受け,N+I Atlantaの会場はざわついた雰囲気となった。それでも会場閉鎖ぎりぎりまで製品をデモンストレーションしていた企業の1つ,米F5ネットワークスは,SSLアクセラレーション機能を搭載した新製品「BIG-IP 5000」をリリースしている。
エクストリームが初のマルチレイヤスイッチ「SummitPx1」を公開
SummitやAplineなどのレイヤ3スイッチで知られる米エクストリーム・ネットワークスが,N+I Atlantaの会場で初のマルチレイヤスイッチを発表した。専用ASICによる高いパフォーマンスを特徴とするこの製品は,まもなく日本でもリリースされる見込みだ。
N+Iで披露される数多くのパフォーマンス管理ツール
アトランタで開幕したNetWorld+Interopでは,さまざまなパフォーマンス管理ツールが披露されている。ネットワークやWebサイトのオペレーターにとっては,インターネットや電子商取引のインフラにパフォーマンス/可用性管理を組み込むための最適な手法を見つけることが課題となっているからだ。
ネットワークアソシエイツがPGP事業部の暗号製品をPDAにまで拡大
ネットワークアソシエイツは,アトランタのN+Iで,PGPワイヤレスの新バージョンをはじめとする一連の新製品を披露する。PGPワイヤレスは,Windows CEデバイス上でデータを暗号化する初めての製品となる。
ミッドレンジに狙いを定めるマクスターとソニー
アトランタのNetWorld+Interopでマクスターとソニーがミッドレンジをターゲットとしたストレージ製品を発表した。マクスターの5.7テラバイトの容量を持つNAS製品の「MaxAttach 6000」は8万ドルという。