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» 2001年09月14日 00時00分 UPDATE

デュアルブートしているWindows98/MeとWindows2000で同じ履歴を使いたい

[森川拓男,ITmedia]

 1つのパソコンでパーティションを分けて,Windows98/MeとWindows2000をデュアルブートで利用するとき,同じお気に入りを使う方法は,「デュアルブートしているWindows98/MeとWindows2000で同じお気に入りを使いたい」で紹介した。今度は,「履歴」もWindows98/MeとWindows2000とで共有してしまおう。

 以下の手順で履歴フォルダをコピーし,レジストリ設定をすればよいのだが,この場合もお気に入りのときと同じく,コピー先は使用する複数のWindows(Windows98/MeとWindows2000など)から,読み書き可能なパーティションに作成するように注意しよう。どちらからでも読み書きできるデータ専用のパーティションを作って,コピーしておくのが一番よいだろう。OSと別のパーティションに履歴を置くことで,お気に入りと同様に再インストール後にも同じ履歴を利用できるという利点もあるのだ。

画面
レジストリ エディタを起動して,以下のレジストリキーの「History」値のフォルダ情報をメモしておく HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows
\CurrentVersion\Explorer\Shell Folders

画面
レジストリエディタを終了させたら,メモしたフォルダの中身を,エクスプローラなどで適当なフォルダにコピーする。その際,別のドライブにコピーしておけば,Windowsを再インストールをしても,また設定しなおせば移動したお気に入りフォルダが使えるので,コピー先はよく考えよう

画面
再びレジストリエディタを起動して,次のキーを開いて「History」値のフォルダ指定を,コピー先フォルダに変更するが,ない場合もある。その場合は「User Shell Folders」上で右クリックして「新規」−「文字列」を選択する。 HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows
\CurrentVersion\Explorer\User Shell Folders

画面
「新規値 #1」を「History」に変更

画面
できた値をダブルクリックし,「値のデータ」にコピー先のフォルダを入力してOKをクリックする。変更したらレジストリエディタを終了し,Windowsを再起動すると,新しいフォルダが履歴フォルダとして使われるようになる。同じようにしてデュアルブートしている別のWindowsでも設定を同じフォルダに変更することで,履歴フォルダを共有することが可能になるのだ

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