Windows2000でMTUサイズを調整したいTipsでMTUサイズの調整方法を紹介したが,ADSLなどを利用している際にはMTUとともにRWIN値を調整することも重要だ。RWINとは「Receive Window Size」の略で,TCP接続で受信確認せず,一度に転送できるデータ量を規定するものだ。以下の方法でレジストリを操作することによりRWIN値を修正できるが,適正なRWIN値は「(MTU値-40)×12〜24」と言われている。最後の乗数が幅広いのは,それぞれの環境によって適正値が変わるためだ。ちなみにフレッツ・ADSLの推奨値は,MTUが1454,RWINが16384となっている。
スタートメニューからレジストリエディタを開き,「HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet
\Services\Tcpip\Parameters」で右クリックし,「新規」−「DWORD値」を選択する。「新しい値 #1」と表示されたところに,「TcpWindowSize」と入力する
作成したTcpWindowSizeを右クリックして「修正」を選択
「表記」を「10進」にして,設定したいRWINの値を入力する。あとはマシンを再起動しよう
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