比較的CPUパワーの優れないPentiumII以前のプロセッサや,グラフィックチップが数年前のままのマシンは,WindowsMeやWindows2000では快適に使えていたものの,WindowsXPにアップデートしたあと,描画のもたつきを覚えてしまうことがある。このような場合は,次の設定を確認してWindowsXP特有のデスクトップテーマ設定などを変更してみよう。
まず最初に見直すのは,デスクトップテーマを従来のWindowsMe/2000などと同じ見栄えにすることだ。これだけでも描画処理がグンと速くなる。
デスクトップ上で「右クリック」+「プロパティ」を選び「画面のプロパティ」から「デザイン」タブを選択する。この中からウィンドウとボタンのプルダウンメニューで「Windowsクラシック スタイル」を指定する。
デスクトップ上で右クリック
WindowsXPスタイルからWindowsMe/2000ライクな「Windowsクラシック スタイル」に変更
これでもまだ以前のほうが速かったと思う人は,次の設定も変更してみよう。
「コントロールパネル」内の「システム」−「詳細」タブ−「パフォーマンス」を選択する。「パフォーマンスオプションウィンドウ」が表示されたら,「視覚効果」タブを選択して,リストボックス内の設定項目を見てみよう。
手っ取り早く描画スピードを改善したい場合は「パフォーマンスを優先」,自分で視覚効果それぞれを選択したい場合には「カスタム」を選択する。それぞれの項目はチェックボックスをOn,Offして実際の効果と見比べてみるのがよい。
システムのプロパティで「詳細」タブ内のパフォーマンスを設定する
まずは「パフォーマンスを優先する」を選んでみるのも手だ。これでデスクトップの視覚効果に寂しさを感じなければ問題ないだろう
上記の設定で物足りなさを感じたら,「カスタム」設定で好みの効果を徐々にオンにしてみればよい
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