WindowsMe以降,標準のコモンダイアログ(「名前をつけて保存」などで表示される共通のダイアログ)の左端に,「マイコンピュータ」「デスクトップ」などのボタンが表示されるようになった。これで,保存場所を指定する際の手間が大いに軽減されるようになったのだが,ここに表示されない場所をよく使っている場合は,あまり意味をなさない。そんな場合は,ここに表示されるボタンを自分がよく使うものに編集してしまおう。以下の手順でレジストリを編集することで,ここで表示されるボタンを変更できる。

WindowsMe以降,コモンダイアログの左端に「デスクトップ」などへ簡単にアクセスできるボタンが表示されるようになった。ここに自分がよく使うボタンを追加したい場合は次の手順でレジストリを編集しよう

レジストリエディタで,以下のキーを開く
HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows
\CurrentVersion\Policies\
ここに「Comdlg32」キーがある場合は選択し,ない場合は右クリックして「新規」−「キー」を選択して「Comdlg32」キーを作成する

「Comdlg32」キー上で右クリックして「新規」−「キー」を選択して「新規キー #1」を「PlacesBar」にする

「PlacesBar」キーを選択し,右ウィンドウの何もないところで右クリックする。「新規」−「文字列値」を選択,名前を「Place0」にする

「Place0」をダブルクリックし,「値のデータ」に登録したいフォルダのフルパス名を入力する。終了したらOKをクリック

同様の手順で,登録したいフォルダを「Place1」,「Place2」というように数字を上げていきながら登録する。この数字は,若い順にボタンが表示される。設定が終わったらレジストリエディタを閉じよう

メモ帳などを開いてコモンダイアログを開くと,左のボタンが変わっているのが分かるはずだ
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