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» 2003年06月27日 00時00分 UPDATE

ページングファイルをWindows終了時に削除させたい

[森川拓男,ITmedia]

 Windows98/Meでは「スワップファイル」と呼ばれた仮想メモリは、Windows2000/XPでは「ページングファイル」と呼ばれるようになった。このページングファイルは、デフォルトでは起動ドライブのルートディレクトリに「pagefile.sys」として存在する。このページングファイルがFDなどを使って他のOSなどでブートされて閲覧されてしまうと、パスワードなどメモリ上のデータなどが漏洩する危険性もある。会社など多くの人間が振れる可能性がある場合、Windowsのシャットダウン時にクリアしておくと安全だ。以下の手順でレジストリを変更しよう。

 ただし、この設定を行うとページングファイルの削除処理をWindows終了時に行うことから、シャットダウン(または再起動)の処理に多少の時間がかかるようになる。

画面 レジストリエディタを起動して、以下のキーを開く
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control
\Session Manager\Memory Management
画面 キー上で右クリックし、「新規」−「DWORD値」を選択する
画面 「新しい値 #1」を「ClearPageFileAtShutdown」にする
画面 「ClearPageFileAtShutdown」をダブルクリックし、「値のデータ」に「1」を入力しOKをクリック、レジストリエディタを終了、Windowsを再起動する。なお、値のデータを「0」にするとページングファイルを削除しなくなる

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