UGC(ゆーじーしー)情報システム用語事典

user-generated content/ユーザー作成コンテンツ / ユーザー生成コンテンツ

» 2006年10月17日 00時00分 公開
[@IT情報マネジメント編集部,@IT]

 プロの作り手ではなく、一般の人々によって作成されたさまざまなコンテンツの総称。特にブログSNS・Wikiなどに書き込まれた文章、ファイル共有サイトにアップロードされた画像・写真・音声・動画・アニメーションなどのオンライン・コンテンツをいう。

 従来から電子掲示板やディスカッショングループなどで一般の人々が情報発信・交換することができたが、最近ではインターネットのブロードバンド化および各種デジタル技術の低価格化などから、少ない資金でも音声や映像を駆使したリッチ・コンテンツを制作・配信できるようになり、多くのコンテンツが公表されるようになった。

 こうした中で写真共有サイト「flickr」、ソーシャルブックマーク・サイト「del.icio.us」、動画共有サイト「YouTube」、SNSサイト「MySpace」、百科事典サイト「Wikipedia」などが隆盛を極めており、それらをくくる言葉としてUGCに注目が集まった。

 UGCの中には玄人はだしのものもあるが、実際には玉石混交で「一般メディアのコンテンツに比べ、品質が保証されない」「著作権法に違反するものがある」などの批判がある。

 CGM同様にビジネス/マーケティングの観点からも注目されるが、それとは別にシチズンジャーナリスト/パブリックジャーナリストによる草の根ジャーナリズム、インターネットを使った市民・選挙活動(ネットルーツ)、オンライン民主主義の文脈で語られることもある。

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