数理計画法(すうりけいかくほう)情報システム用語事典

MP / mathematical programming

» 2009年01月14日 00時00分 公開
[@IT情報マネジメント編集部,@IT]

 所与の制約条件を満足し、かつ目的とする関数の値を最小(または最大)にする値を求める問題を扱う数学的解析手法およびその理論の総称。OR・最適化・意思決定の科学における中心的手法である。

 1947年に米国の応用数学者であるジョージ・B・ダンツィク(George Bernard Dantzig)が線形計画法を開発すると、1950年代にはこれを拡張した最適化手法が次々と登場した。それらを包括するために「数理計画法」という言葉が使われるようになり、1960年代半ばに定着した。

 数理計画法にはさまざまな手法があり一概にはいえないが、主なものとして、線形計画法、非線形計画法、離散的計画法、動的計画法、ネットワーク計画法などが挙げられる。

参考文献

▼『線型計画法とその周辺』 ジョージ・B・ダンツィーク=著/小山昭雄=訳/ホルト・サウンンダース・ジャパン/1983年10月(『Linear Programming and Extensions』の邦訳)

▼『数理計画入門』 福島雅夫=著/朝倉書店/1996年9月

▼『数理計画法の基礎』 坂和正敏=著/森北出版/1999年5月

▼『役に立つ一次式――整数計画法「気まぐれな王女」の50年』 今野浩=著/日本評論社/2005年12月

▼『数理計画』 刀根薫=著/朝倉書店/2007年9月

▼『数理計画法』 加藤直樹=著/コロナ社/2008年1月


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